25度目の人生 ページ30
弥「カァァ、次ノ任務ハ南南東ニアル七草山ダァ!」
『ん、了解。あ、でも待ってて!助けられなかった男の人を埋葬しに行かないと…』
早クシロォ!と言って頭をつついてくる弥生を軽くあしらいながら、男の死体をみつけた場所を探す。
見覚えのある道なりに差し当たり、目的の場所まで行こうとするが途中でその道の先がえらく騒がしい事に気づく。
『(あれ、この先だったと思うんだけど…何、あの人だかり…)』
軽く気配を消して騒いでいる人々の中に潜り込む。
そこで目にしたのは取り押さえられている血まみれの悲鳴嶼さんと、夜中にみつけた男の死体だった。
『(え、なんで悲鳴嶼さんが…)』
村人「やだねぇ、もしかして今まで行方不明になった子達、みんなこいつが殺したんじゃないの?」
村人「きっとそうよぉ、それにしても寺の子達は無事で良かったわよねぇ。」
村人「んねぇ、ここで犯人を捕まえられて良かったわぁ。きっと次はあの子達が殺されてたわよ。」
等というふざけた憶測が飛ぶ村人達の会話。
そしてその中心で私はやっていない!と弁明をしている悲鳴嶼さん。
私はその光景をただ呆然と見ることしか出来なかった。
『(また、また私が遅かったせいで悲鳴嶼さんが傷ついた。私のせいで…)』
ぎゅ、と拳をにぎり私は弥生を呼ぶ。
『弥生、これを至急御館様に届けて。いい?あなたの出せる全速力の速さで。でないと間に合わない。』
弥「チッ、鴉遣イガ荒イ奴ダナ!カァ!コレハ貸シダカラナ!」
くそ、こいついい性格してんなぁ!?なんて心の中で毒を吐きつつ飛んで行った弥生の姿を見送り、私に出来ることはここまで残りは御館様様に任せた。
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麗夜(プロフ) - 梅干し太郎さん» 好きですって言ってもらえてすごく嬉しいです!!はい!これからも頑張ってきますのでよろしくお願いします! (2020年5月12日 6時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - この作品好きです!頑張ってください! (2020年5月11日 17時) (レス) id: 15eefd5e4e (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 藍さん» はい!更新頑張ります!自分が書いた夢小説を面白いと言って貰えるのすごく嬉しいです!ありがとうございます (2020年5月4日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 更新楽しみにしています!面白かったです!! (2020年5月4日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - スノームーンさん!!こちらの作品も読んで頂いてるとは…!!嬉しさの極みです!こちらの更新も頑張るので是非読んでください! (2020年4月30日 1時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年4月16日 8時