12度目の人生 ページ15
あれから床に伏せたまま6歳になり、数ヶ月で怪我も完治した。
え、早いって?
まぁ、小説だし…←
そして、今日はあの藤襲山での最終選別にやって参りました…
6歳で最終選別ってやばくない?
え、もはや化け物…?
流石に無惨には瞬殺されたけど、それでも雑魚な鬼なら一瞬で殺れる私は化け物だと思う。
そんなこんなで特に怪我もせず迎えた三日目の夜。
辺りに異臭が漂い始め、悲鳴と共に選別に来た子達が逃げ惑っている。
『あぁ…手鬼か……やっと見つけた。』
鈴の音が鳴ると同時に怯えていた男の子に伸びた手鬼の手を叩き切った。
そうそう、この間神様がくれた刀なんだけど、めちゃくちゃオシャレなの。
なんていうかもう、私の好みにどストライクすぎて…
刀身は真っ白でみねの部分が黒。真っ黒。
なんか陰と陽見たいな?w
鞘が白と黒のグラデーションで柄の部分も白と黒なんだけど、紐で鈴がくくってあって…
所々に赤も散りばめてあってなんていうか、うん。すごく可愛いの。←語彙力皆無
と、そんな説明を脳内で繰り広げてる間にも手鬼の攻撃が私を襲う。
『手鬼さーん、私の相手をしてください。今からお前の首叩き切って地面に落としてやるから。』
手「おい、小娘。今は明治何年だ?」
『人の話聞いてんの?まぁいいや冥土の土産に教えてあげる。今は大正時代だよ。』
そう告げると原作のときと同じように叫び始めるもんだからちょっと鼓膜がおかしくなってしまったよ……くそ…
私は善逸までとはいかないけど耳は良い方だから結構くるよね。うん。
『お前、うるさい。そういうのめんどくさいよ?』
手「クスクスクス、そう言ってられるのもいまのうち…」
手鬼の視界がずれる。
ストンという音が聞こえ、視界が反転して自分の後ろが見えた。
いつの間に移動したのか手鬼に背を向けたAがおり、刀を鞘に直していた。
手「…は?」
手鬼の思考は一瞬止まり、そして直ぐに自分の崩れていく体を見て思考が追いついた。
手「なん、いつの間に…くそっくそっくそぉお!!しぬ!!お前は、何なんだ!!」
『私?人間だけど…いや、化け物なのか…??んー、生物学上は人間やってます。夢幻Aです。』
そう言って崩れていく手鬼の手をぎゅっと握りしめ、ではまた来世で会いましょう。と言って手鬼が完全に崩れ去るのを見送った。
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麗夜(プロフ) - 梅干し太郎さん» 好きですって言ってもらえてすごく嬉しいです!!はい!これからも頑張ってきますのでよろしくお願いします! (2020年5月12日 6時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
梅干し太郎 - この作品好きです!頑張ってください! (2020年5月11日 17時) (レス) id: 15eefd5e4e (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 藍さん» はい!更新頑張ります!自分が書いた夢小説を面白いと言って貰えるのすごく嬉しいです!ありがとうございます (2020年5月4日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 更新楽しみにしています!面白かったです!! (2020年5月4日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - スノームーンさん!!こちらの作品も読んで頂いてるとは…!!嬉しさの極みです!こちらの更新も頑張るので是非読んでください! (2020年4月30日 1時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年4月16日 8時