愛されたい36 ページ40
そして引越し当日が来た。
母はもちろん見送りなし。
出久は少し寂しそうに笑いながら、見送ってくれた。
タクシーで30分。
ようやく着いた新居の見た目はお世辞にも綺麗とは言えないが、なかなか味のあるボロアパートだ。
しかし、扉を開けるとその外観は一変する。
つい最近大家さんにより、全部屋リノベーションが完了し、フローリングの2LDK！
一人暮らしには少し広めだが、これで最安値なのだ。
2階の一番奥である私の部屋は階段で登らないと行けないから引越し業者の人達には少し申し訳ない気分だった。
『皆さん！差し入れです！！重たかったでしょ？すみません笑』
引業｢いえ！これが私たちの仕事なので！それにお荷物他の方よりも遥かに少なくて楽でした(苦笑)差し入れありがとうございます。有難く頂戴しますね！｣
『そうなんですねぇ、私もね今度引越し業者として働くので今日のはすごく勉強になりました！』
という感じで会話を弾ませていくうちに休憩時間が終わり、最後にベットや棚を組み立てて終わった。
『今日はありがとうございましたー！』
引越し業者の人達を見送って部屋へと戻る。
そして荷解きを始める。
荷物は少ない方なのであっという間に終わり、残りはコンビニのバイトに行くという用事のみになった。
『あ、違う。2階の人達と下の人、そして大家さんに挨拶に行かないと！』
そんな重大なイベントをすっかりと忘れていた私は慌てて菓子折と紙とペンを持って部屋を出る。
205号室のチャイムを鳴らす。
が、誰も出てこなかった。
『早速空振り…まぁ、とりあえず伝言を…』
"隣の206号室に引っ越してきた緑谷です。よろしくお願いします。"
そしてメモと一緒にドアノブにかける。
次に204号室のチャイムを鳴らす。
？｢はーい！｣
そんな明るい声と共に出てきたのは綺麗なお姉さんだった。
？｢あら？見ない子ね。なぁに？迷子？？｣
『いえ！迷子じゃないです。206号室に引っ越してきた緑谷Aです、よろしくお願いします。』
これどうぞと言って菓子折を差し出す。
？｢ありがとうね！きゃー！ここのお菓子好きなの！私は水谷雪だよ、よろしくね。｣
そう言って微笑んだ水谷さんはすごく可愛かった。
『はい！水谷さん、よろしくお願いします。』
水｢え〜苗字じゃなくて雪って呼んでよ〜！｣
そう言った水谷…雪さんのテンションに苦笑しつつも雪さんと呼ぶことにした。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - なんか...コタローはひとり暮らし、のキャラみたい...？(((( (2022年12月3日 9時) (レス) @page42 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - カノン(。・ω・。)ゞさん» え、まじですか笑ありがとうございます (2021年7月13日 0時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(。・ω・。)ゞ - 好きなものダダ被り！www応援してます！ (2021年7月11日 21時) (レス) id: f39ef1e54a (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - すややさん» ありがとうございますー！毎日更新目指してるので是非読んでくださーい (2020年5月18日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗夜 | 作成日時：2020年4月23日 11時
