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学校にも慣れてきてクラスの子とも話すようになった。
「若葉さんおはよー。また課題ギリギリまでやらなかったの？」
朝練後教室にいくと前の席で必死にプリントを解いていた。
「あー！！Aちゃんおはよ！プリント見せて〜一限目当たるの忘れてた！！」
泣きついてきた彼女のプリントを見ると数学の問題があと一問残ってた。
「はぁ………ちゃんと自分でしないと意味ないでしょ？
ここの問題はややこしく書いてるけど考え方は一個前の問題と一緒だよ？」
彼女も頭が悪いわけではないこのくらい言ったらすぐ理解してくれるのだ。
「ん？…………あ！わかった！ありがとう！」
暫く考えるとわかったみたいで机に向き合った。
「席付け、お前ら〜今からホームルール始めるぞ」
あくび一つして入ってきたのは私達の担任柿本先生。彼の現国の教え方はうまくそしてやっぱり面白い先生でこの人が担任で良かったと思う。
ガヤガヤとうるさかったクラスは静かになった。
「昨日も言ったとおり今日は五限までで放課後には部活動集会あるからこのプリントに書いてるクラスにいけよ。
部活は強制じゃないが入ったほうが青春できると思うぞ
じゃあ、これでホームルームは終わり」
配られたプリントを見ると入部届と部活動集会の場所が書かれたものと2つあった。
一年は入部届を書いて今日の集会で提出すると本入部になるようだ。
「ねぇねぇ、Aちゃんはなにか部活に入るの？」
隣の席の
「バレー部に入ろうかなと思ってるよ。紫苑さんは調理部？」
私立なだけあって調理器具が充実していると前に紫苑さんが目を輝かせながら言っていたのを覚えていた。
「うん！バレー部ならお兄ちゃんと一緒だ！部活でお菓子作ったら差し入れ持っていくから楽しみにしてて」
たしか紫苑さんの名字は東峰………
「………烏野高三年の東峰旭？」
「しってるの？
お兄ちゃんね、今バレー行ってないみたい。この前色々あたったみたいでそれから……」
驚いたように目をパチパチさせたあとすぐ目を伏せた。
「そっか……お兄ちゃん前に進めるといいね…」
多分ちょっと前にあった伊達工との試合のことだろう。何回もブロックに捕まり最後にはトスすら呼ばなかった。
一限目が始まるため頭の隅にその情報をしまうとノートを開き授業をうけた。
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みなみ(プロフ) - すごく面白かったです！最新きながにまってます！ (2021年5月5日 0時) (
レス) id: cc9951f69a (このIDを非表示/違反報告)
KIHARU(プロフ) - ちょこれえとさん» ありがとうございます。 (2020年1月2日 7時) (レス) id: f7a2f8183b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと - めっちゃ面白いです！ これからも頑張ってください！！ (2019年12月31日 22時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIHARU | 作成日時：2019年8月14日 19時
