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「……今日のところはこんな感じで。
ではまた明日以降もよろしくお願いします」
『よし。それじゃ、また。
ああ、はるちょっと時間あるか？』
「……なんでしょうか」
『ちょっとな。中村は直帰していいよ』
会議室には彼と二人きり。
付き合ってた時と違って居心地が悪い。
『なあはる、ずいぶん大人しいけど。
なに、なんか別れるのがそんなに嫌だった？』
えっ？
驚きすぎて声も出ない。
『はるに男を立てるような可愛さがあったら
あの時、別れなかったよ。
でも、やっぱり俺とよりを戻したいっていうなら
考えてやってもいいけど』
「な…なにを…言ってるの」
あまりのことに上手くしゃべれない。
『久しぶりに会ってみたら、
あの頃に比べて見た目はずいぶん
綺麗になったよなー。
寄り戻してやってもいいよ』
笑いながら近寄ってくると、腰に手を回してきた。
「やっ、やめっ」
『仕事とはいえ、また会えたんだからさ。
あれっ？緊張してる？(笑)』
がっちり腰をホールドされて動けないのを
勘違いされる。
「か、彼女は？私と別れたあと付き合ってた子！
あの子と付き合ってるんじゃないの？」
『え〜どの子だろ？』
何人も付き合ってたの!?
『ま、いいや。今は彼女いないよ。
今晩さ久しぶりに昔の話でもしようよ』
「特に話すことなんてないわ。
それに私なんかより可愛くて
ふわふわした子が好きでしょ」
そんなやり取りをしていると
ノック音とともに櫻井くんが現れた。
「失礼します！佐藤さん、至急の電話が
入っているんですが」
櫻井くんが入ってきてくれたおかげで、
腰に回された手がパッと離された。
「わかりました。いま行きます」
ホッと胸を撫で下ろすと同時に、
彼を見るとこちらを見て微笑んだ。
『電話でしょ。早く行かないと。また明日はる』
「.....................また明日よろしくお願いします。
あと、下の名前で呼ぶのはやめてください。
失礼します」
会議室を出て、大きなため息をついた。
なんだかずっと息苦しかったみたい。
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はる(プロフ) - みかさん» コメントありがとうございます\(//Д//)/頑張って続きを書きますのでもう少しお待ちください (2019年10月25日 7時) (
レス) id: bdca614633 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 続きが気になりますが、読めません(*´ω｀*) (2019年10月25日 7時) (レス) id: de36f391e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2016年10月11日 0時
