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翌日、午前中はいつも通りの仕事をこなして
本社からの二人を待った。
｢佐藤さん、そろそろ会議室行きましょうか？」
「そうね。あ、櫻井くん。
昨日みたいなのはダメよ。
一応、仕事を一緒にする人なんだから」
ちらりとこちらを見て、それはそれは嫌そうに
｢好きでもないのに気のある素振りを
見せる方がよくないです。
変に期待を持たせる方が失礼ですし。
それに好きな人いますから！ってあっ！｣
｢櫻井くん好きな人いるの？え、誰？」
｢いやいや！言いません！｣
｢え〜誰だろ。受付の鈴木さん？
あ、それとも秘書課の田中さんとか？」
｢……違いますよ。とにかく内緒です｣
ちょっと悲しそうな顔に見えたのは気のせい？
｢さ、そんなことより仕事、仕事。
佐藤さん行きましょう」
そう言いながら会議室へ向かう。
待機して少しすると会議室にノック音。
『失礼します』
『お待たせして、すみません。
一日遅れましたが本日からよろしくお願いします。佐々木徹です…ってはる？』
えっ…………彼が担当者なの？
｢佐藤さん…？」
黙ったままの私に心配そうに声をかける櫻井くん。
『へえ〜、今回の、担当はるなんだ。
まだ勤めてたんだ』
何も言えずにいると
『彼は…はるの後輩？後輩がつくなんて、
俺がいた時よりずいぶん偉くなったな。
ま、本社と支社じゃアレだけど(笑)』
「..............お久しぶりです。佐々木さん。
こちらは今回一緒に組んでます櫻井です。
よろしくお願いします」
「初めまして。櫻井です。よろしくお願いします。
あの、佐藤とはお知り合いなんですか？」
『ああ、昔のね。な、はる』
「..............」
頑張って仕事して成績残しても、
それが女であることが気に入らない…
別れる時と変わってなかった。
「……打ち合わせ始めましょう。
櫻井くん、お二人に資料お渡しして」
「あ、はい」
とりあえず仕事しないと。
櫻井くんが心配そうにこちらを見てくるけど、曖昧に微笑んで誤魔化した。
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はる(プロフ) - みかさん» コメントありがとうございます\(//Д//)/頑張って続きを書きますのでもう少しお待ちください (2019年10月25日 7時) (
レス) id: bdca614633 (このIDを非表示/違反報告)
みか - 続きが気になりますが、読めません(*´ω｀*) (2019年10月25日 7時) (レス) id: de36f391e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2016年10月11日 0時
