episode.43 ページ44
〜貴方side〜
「そろそろ朝ごはんの時間かな？」
日の出を見終わり、犬達が騒がしく吠え始める。
俺は木から降り、家の中へと入る。
家の前には、ロブの車が止まっており、中に入ると楽しそうに話をしている。
「ルイ、おはよう！」
「ロブさん、フミエさん、おはようございます」((ﾆｺｯ
笑顔で挨拶をして、キッチンへと向かう。
すると、
朝ごはんを作る晴と出くわしてしまった。
どうせ、挨拶しても無視されるし・・・
俺は頭を下げてから、晴の後を通り冷蔵庫から牛乳を取り出し、その場から急いで離れた。
「おはようルイ」
「春子さん！おはようございます」((ﾆｺｯ
「相変わらずの顔だな」
「いい笑顔ですよね？」((ﾆｺｯ
最近思う。
何故か春子とは、あまり考えなくても話せるようになってきている。
思ったことを言えるようになった。
「ルイ、一つお前に言っておかないといけない事がある。」
急に真面目な顔になる春子に、俺は自然と背筋を伸ばす。
「あのこと、晴に言ったからな」
「あのこと？」
「弁当のことだ」
「え・・・・え？」
弁当って・・・・
確か・・・・
「僕が持って帰ってきた・・・」
「そうだ」
「え！？」
「説明するのが面倒になってな。
つい、言ってしまった。それと、昨日の看病のこともな。」
いつも通りの顔で淡々と話す春子とは反対に、俺の顔からは、どんどん血の気が引いていく。
「春子さん、これって新しいジョークですか？」
「いいや、ジョークじゃない」
「でも、言わないで下さいって頼みましたよね？」
「あぁ、だが、何て説明すればいいか忘れてな。
考えるのも面倒だと思って、全部言った。」
この人正気なのか？
なんで、そんな普通の顔で言えるんだ・・・
「春子、何かあったのか？」
「いや、ロブ実はな・・#$#$$$」
ロブにも話そうとする春子の口を俺は急いで抑える
「どうしたルイ」
「い、いや〜！春子さんの口にコーヒーがついてて！」
「ルイ、私の口を抑えるとは何事だ！」((ﾎﾞｿｯ
「春子さんこそ何で言っちゃったんですか！」((ﾎﾞｿｯ
朝食をとっている間、俺と春子はひたすら言い合いを続けた。
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大花-おうか- - 設定が私好みです。一気に読んでしまいました。続き待っていますね。 (2020年9月24日 18時) (
レス) id: 2b8f646ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - 無黎-Mukuro-さん» 教えて頂きありがとうございました！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
無黎-Mukuro-(プロフ) - 突然失礼します。一番最初のepisode6の犬の名前、クォークとレプトンですよ (2018年4月1日 12時) (レス) id: 8353a21b69 (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - ロゼさん» 私もアニメからハマったんですよ！凄く面白いアニメですよね！！更新、全力で頑張らせて頂きます！ (2018年1月15日 23時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
ユピノン(プロフ) - Sakuraさん» 夜も眠れない程楽しみにして下さっているんですね！うわぁー！！嬉しいです！！(´>∀<｀)この二人の今後の展開にも、是非期待して頂けると嬉しいです！ (2018年1月15日 23時) (レス) id: 43edebc781 (このIDを非表示/違反報告)
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