やっぱり君が好き

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そして退院の日になった。


先に仕事の終わったらしい知念と光くんが来てくれた


自分の家がどこか分からないので、光くんの運転で連れていってもらった。






｢へぇ〜ここが俺ん家か……｣





ここ、そこそこの高級マンションな気がするけど……俺ってそんなに稼いでた……？



まぁ、いっか





｢ぇと、鍵、……｣





出る時にもらった俺のカバン





ch｢まだぁ？｣


｢ちょっとまって、……あれ、｣





なんで鍵が2つあるんだろ……



合鍵というわけでもなく明らかに別の部屋の鍵



どっちが俺の家のだろ……






｢とりあえず1個ずつやってみるか｣






まずは赤のストラップのついた方を試した



けれど開かなかった






｢じゃぁこっちか｣





そしてもうひとつのオレンジのストラップのついた方で開けてみるとドアが開いた


そうなると疑問になるのは開かなかった赤のストラップのついた鍵。



前の家のとかだったりするのかな……？





｢……ただいま…？｣




とりあえず外で考えるのもあれなので中に入ることに



自分の家なのに自分の家だと思えない。



記憶が無いのでそう思うのは当たり前だろう



初めて見る自分の家にワクワクしていた

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