王子と姫�� ページ21
「おいこっち向け」
「……」
「向かねえならまたキスすんぞ」
そういうと恐る恐る顔をあげる篠宮。
その表情はキッと俺を見上げながら睨んでいる。
そんな顔すら悪くないと思ってしまう俺は完全に落ちてしまったようだ。
「…なんであんなことしたの」
「……つい？」
意味わかんない、ありえない、ぶつぶつと1人で話す篠宮。
「好きになったもんは仕方ないだろ」
顔をあげる篠宮。
「は？いつから？」
「わかんねぇ。さっきかも」
「なにそれ！」
ごちゃごちゃとうるさい口をまた塞ぐ。
「……黙って？」
後頭部に手を回し、そのまま壁に押し付ける。
最初こそ押し返そうとしていたけど諦めたのか、苦しくなってきたのか。
息をしようと空いた隙間からもっと深いものへと変える。
時折篠宮の口から漏れる吐息がどうしようもなく愛おしく感じた。
唇を離すと息を乱す目の前のコイツに優越感を覚えた。
「俺の事好きになった？A」
鼻と鼻がぶつかりそうな距離で名前を呼ぶ。
「…っ！なるわけ、ないでしょ！」
また顔を真っ赤にする篠宮。
「まぁいいよ、絶対落とすから」
順番間違えたか？いや、これはこれでいいだろう。
この学校には王子と姫と呼ばれている2人がいる。
ただ、前とは違う2人の雰囲気に周りが何かを感じとっているみたい。
2人が付き合うのはもう少し先の話。
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りょー(プロフ) - 葉瑠さん» ありがとうございます！全然大丈夫ですよ🫶🏻暇なときに書いてくださると嬉しいです！ (2023年1月4日 15時) (
レス) id: 499d00a8f3 (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - りょーさん» はじめまして！板倉選手ですね！お時間いただくと思いますので気長にお待ちいただけたら嬉しいです…！ (2023年1月4日 11時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - はじめまして！4番の板倉選手のリクエスト可能でしょうか、？シチュエーションはなんでもかまいません！ (2023年1月4日 11時) (レス) id: 499d00a8f3 (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - マイメロディさん» お待たせしております！まずは田中選手のお話しを書いてみました！気に入ってもらえたらなによりです🙏他のリクエストもお待ちください☺️ (2023年1月4日 10時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - ひーな@キーテイちゃんさん» またよろしくお願いします☺️ (2022年12月29日 23時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉瑠 | 作成日時：2022年12月7日 18時
