君は分身。 (ページ17)

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「んんっ......」

目を開けると見慣れた天井が

そっか私泣いてる景瑚さん慰めてたら寝ちゃったんだ

景瑚さんがベットまで運んでくれたと思うと申し訳なくて、

今度は私が慰めてあげる番だったのにいつも迷惑ばっかりかけてるなって

溜息をつきながら隣をむくと寝ている景瑚さんがいた

クールな景瑚さんが赤ちゃんみたいに寝てて可愛いなんて

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私はアイドルに詳しいわけじゃないし、

景瑚さんがアイドルとしてどれだけ苦労してきたかは分からないけど

Aさんの存在が景瑚さんを支え続けてきたからこそ

それほど景瑚さんもショックだったんだなって

こっちまで悲しくなった

私にも誰よりも大切な存在がいたらな

「んーっ今何時....???」

「えっと....7時です」

「.......まだ...寝る...」

すると目をつぶったまま私の頭を撫でる景瑚さん

今の景瑚さんの気持ちはずっと1人だった私には痛いほど伝わるし

人肌恋しくなるよねって

静かに撫ぜられた

「...んっA....」

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作者より