神威の恋人は “男” ですっ！←【銀魂】 (ページ17)

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十五話　不憫な俺← ページ17

ーとある日ー

今日は、俺は取引の仕事に行くんだ！

いやー、久しぶりだな一人で行くの。

いっつも世渡り上手で有名な阿伏兎を連れてってたもんなー

…よし、準備完了！

貴「出発進行ぅぅぅ！！」←

威「どこ行くのー？」

貴「Σうわぁぁ！！」

・

……いきなり俺の背後からぴょこっと顔を出したのは、言うまでもなく団長様なわけで。

つか、こいつは何してんだよ！！

あんた仕事あんだろ！！

……とかいう生意気な口を聞いたら殺られかねないので…

貴「……何してるのかな神威くん？だめだようろちょろしたら。迷子になったら困るでしょ？ほら、お兄さんと一緒にお部屋に戻ろうね＾＾(にこやかな営業スマイル)」←

威「何？もしかしてAは俺のこと幼稚園児だとでも思ってる？」

貴「心配無用ですよ。小6くらいには見えますから」←

威「え、何それ＾＾ていうか、微妙に話が噛み合ってない気がするんだけど」

貴「あはは……」

Σどうせこうなると思ってたさこんちくしょう！！

俺にはちゃんとしたスルースキルが身に付いていないのか！？

と、とりあえず怒らせないようにうまくやって、さっさと仕事に行かねば……

間違っても、「俺も一緒に行きたい＾＾」なーんてことにならないように！！

貴「そ、そういやぁさっき阿伏兎が飴持ってつっ立ってましたよ！？」

……名付けて『飴ぐらいで食い付きそうなのはお前だけだ作戦』！！

………Σ誰だ今ネーミングセンス無ぇって言った奴！！←

威「……………

・

阿伏兎が持ってる飴っていっつも美味しくないんだよね。要らないや」

玉砕orz←

ていうか阿伏兎ぉぉぉ！！お前こういう時に限って役に立たねえのな！！

・

威「そういえば、随分と話がそれたね。もっかい聞くよ。Aはどこに行くの？」

貴「Σｷﾞｸｯ!!…え、ええとあの、それは……」

威「それは……何？＾＾」

貴「あの、えっと、仕事……的な？」←

Σ何言ってんだ俺はぁぁぁ！！的なって何だよ！！

威「そっかそっか。楽しみだね」

貴「え。楽しみ？」

威「うんうん。楽しみ。ほら、早く行こうよ」

あぁ、なるほどそういうことですか。

つまり、俺の仕事を邪魔すると。

・

・

・

貴「Σなんでだぁぁぁぁぁ！！！！」←