78、太宰の言った通り ページ31
国木田がAを泣き止ませようと、わたわたしていたその時、何処からか声が聞こえてきた。
「ほーら言ったでしょ?嫌われてるわけないって」
「え…?」
そこに居たのは。
「だ…太宰さん?」
「はぁい」
ひらひらと手を振る太宰はどこか嬉しそうだった。
それを見た国木田は固まる。
「太宰っ、なぜここに居る!まさか話を…」
「うん、バッチリ聞いてたよ。本当の兄弟じゃないことは薄々気づいていたけど、さすがに驚いたねぇ」
「太宰貴様…盗み聞きとは良い度胸だな」
「盗み聞きなんてまさか!偶然ここを通りかかったのだよ」
太宰は明白を示すように、両手を上げて言った。
「…まぁいい」
国木田は姿勢を正してAに呼びかける。
その目は真剣だった。
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ぺぽん(プロフ) - めろ。さん» コメントありがとうございます、そう言っていただけて飛び上がるほど嬉しいです!これからも楽しく読んでいただけるように頑張りますね🙌 (2023年1月15日 5時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - 国木田くんの夢小説あまり見かけないのでこの作品に出会えて嬉しいです!!この作品大好きなのでこれからも更新頑張ってください!応援してます!!!! (2023年1月14日 23時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぽん | 作成日時:2022年12月18日 22時