拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ41)

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第38話　呼び出しページ41

次の日も普通に学校がある。

というわけで早く寝ようと思っていたら迅から電話がかかってきた。

迅〔今すぐ本部集合ね〕

「は？今から寝る(ツーツー)くっそ切られた」

いきなりの呼び出しがかかったので、シャワー浴びたての体で外に出る。

「あー、さむい。肌に寒さが突き刺さる～」

これもきっと不幸体質ゆえだな。うん。

髪もあまり乾いてないので風邪をひかないように重装備で本部に行く。

本部に着くと迅が壁にもたれてぼんち揚を食べていた。

むかつく奴だな。

迅「ぼんち揚、食う？」

「いただきます」

今日は晩御飯を抜かしているのでちょっとお腹が減っているのだ。

レイジは修君達と走り込みに行ってたし、晩御飯はそのあとに作ったんだろう。

何だったのかなぁ。

食べたかったなあ。

迅「あれ、林檎風呂上り？風邪ひくぞ」

「風呂上がりの弟子を呼びつけたのは迅でしょ。タオル持ってるから自分でふく」

迅「城戸さん達と取引をしてきたよ。お前の黒トリガーも許可してくれるそうだ」

「よく許可が下りたね。やっぱり風刃のほうが価値があるって考えたのかな」

迅「そうだろうな。何しろお前の黒トリガーはお前専用だから」

ぼんち揚をボリボリと食べる。

たまに食べたらおいしいけど四六時中食べたいとは思わない。

迅と一緒に本部の廊下を歩く。

さっきからご機嫌なのか鼻歌を歌っているのが鬱陶しいが口には出さない。

出したら出したで面倒なことになりそうな気がする。

と、前に風間さんと太刀川が見えた。

迅「よう、お二人さん。ぼんち揚食う？」

そのあと、自販機がいっぱいある場所に着いた。

お金は持ってきてなかったので適当に座っていると、風間さんがココアを買ってくれた。

「ありがとうございます」

礼を言って少し温まる。

風呂上がりで冷めてしまった体にはココアの温度が暖かかった。

というか、普通は迅が買ってくれる場面でしょ。

髪の毛はだいぶ乾いている。

とりあえずマナーカメラで太刀川と風間さんの私服姿を撮っておいた。

珍しいし。

太「全くお前は意味不明だな。何あっさり風刃渡してんだよ。勝ち逃げする気か？今すぐ取り返せ！そしてもっかい対戦しろ」

ぼんち揚を持っている方の手で刃を指す太刀川。

いや、それは無茶あるでしょ。

迅「無茶言うねー、太刀川さん」