拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ16)

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第14話　なぜ？ページ16

今日も今日とて普通に暮らす。

小テストは何とか乗り切り、(迅が言うには赤点らしい)昼休み。

この前のマフラーをちゃんと手洗いしたので(言葉のまんまの手洗い)返しに来た。

ちょっと日が開いてしまったのは…あれだ。

別に面倒だったとかじゃなくて…忘れてたんだ←

「三輪君いますかー」

三「…林檎先輩」

「はいこれ、マフラー。長らく借りちゃってごめんね」

三「いえ…。では――(米「お、林檎先輩じゃん！」…うるさい」

よねやんに見つかっちゃった。

さっさと教室に帰りたいんだけどなぁ。

米「ボーダー入る気になりました？」

「うーん、まぁ、そのね？」

米「何歯切れの悪い返事してんすか？」

三「陽介。迷惑だろう、先輩すみません」

「いえいえ。じゃあ次の授業の準備があるから」

そういって二人から離れる。

よねやんも何も考えてなさそうで考えてるからなぁ。

流石A級。

玉狛に入りました、なんて口が裂けても言えないよね。

たとえいつか知ることだったとしても、だ。

…気分が乗らないな。

サボろ。

Prrrrr

「…迅。どうしたの。今学校ってわかっててやってる？」

迅〔ごめんごめん。でもどうせサボってるんだろ？電話に出てるってことは〕

「…そうだけど、で、用事は？」

迅〔今日の夜開いてるか？どうやら本部からお呼び出しが来そうだ〕

「SE？」

迅〔ああ〕

「了解、開けとくよ」

……確か修君が呼び出されてるんだっけ？

もしかしてその場所で私のことも言うのかな…？

まぁ、今考えても意味ないや。

買ってきたコーヒー牛乳にストローを指してズーと吸う。

うん、甘さが足りない。

どうしてこんなに甘くない物を飲めるのか……。

…人生にマニュアルがあればいいのに。

そうしたらきっと楽なんだろうなぁ。

『はぁ？人生にマニュアル？あるわけねぇだろボケ。というかあったらこんなに苦労しねぇわ』

『まぁ、そのだな。お前がそう思う理由もわかるが……。あんまり一人で思いつめんな。俺が相談に乗ってやるからよ』

誰だったっけ。顔も覚えてないような人の言葉なのに、異様に記憶に残っている。

アレ、確か大切な人だったような気がするんだけど…？

なんで、思い出せない？

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夢主がトリオン体になったときを想定して作ってみました