拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ15)

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第13話　雑談ページ15

朝、とってもねむい。

昨日訓練室でこもって一人黙々とバムスター葬ってたらいつの間にか夜が明けてたんだよね。

迅にも驚異的な集中力って言われちゃった。

…そんなに集中力があるほうじゃないからきっと不幸の兆しだと思うんだよ。

そう考えると、ほら、なんだか学校に行きたくなくなってきたじゃん？

よし、休もu「おーい、林檎」

休もうと思った傍から神さんの声がした。

しぶしぶオフトゥンから出て声のした方へ行く。

「何事、迅」

迅は悠々とボンチ揚を食べていた。

本当に好きだね、それ。

迅「いやぁ、学校行きたくないって言ってるのが見えて。ちゃんと行けよ～」

「いやいや、なんで二回も高校に通わなきゃいけないの」

迅「この前の小テストの点数酷かったらしいな」

「なんで知ってるの！？」

嘘でしょ、アレちゃんと燃やしたはずなのに…←

しかも迅と出会う前に！

「過去見え無いんでしょ？」

迅「うん、今度のテストも赤点だからかま掛けてみた」

「ﾀﾋね」

迅「うわ、酷い」

先輩傷ついちゃうな～、なんて戯言を言いながらウソ泣きする迅。

まぁ、学校にはちゃんと行きますよ。

そりゃあ今は高校生だしね。

というかもうすでに玉狛支部に引きこもりたい気分だ。

林道さんにはちゃんと許可貰ってるし、保護者いないし。

「さて、正式入隊はいつだったっけ？」

迅「1月8日」

「結構あるなぁ～。今のうちから訓練しといてランク戦が始まったらさっさとB級になれるようにしとくか」

迅「そんなに意欲的だったっけ？」

「どうせなら訓練生じゃなくて正隊員がいいってだけ。ほら、街中でもトリガー使えるし？」

迅「そんなもんかねぇ」

「そんなもんだよ」

私はコーヒーを淹れて砂糖をドボドボ入れる。

うん、甘い。

「…そういえば、私の黒トリガーについてはどうするの？本部に話しとおすにしてもパワーバランスが傾くとかで没収されちゃいそうだけど」

迅「おれの風刃を本部に還すさ。それに、林檎の黒トリガーは林檎しか使えないみたいだしな」

「いつ調べたのさ」

迅「林檎が訓練してる間にちょこっとな」

勝手に人の所有物を調べるなんて礼儀がなってないんじゃないの。

というか、今思ったけど、本当に19歳かよ。

もうすでに成人してるように見えるうえ20代後半入ってるように見える。

…別に関係ないか。