第73話 気づくとりまる ページ28
烏丸side
朝、荷物を取りに来ると
レ「京介、林檎を起こしてきてくれないか。これ以上寝てると遅刻する」
烏「了解です」
二階にある迅さんにより急遽作られた林檎先輩の部屋へと向かう。
二回軽くノックして入室の許可を得ようとしたが、寝ている相手にそれは通じないと思いなおし、そのままドアノブを開く。
烏「失礼します」
小声で一応言っておく。
部屋は意外と殺風景でこたつとＴＶ以外は持ち込まれた様子がない。
ベッドは部屋の隅に合って、毛布にくるまって寝ていた。
スマホのマナーカメラで寝顔を撮影する。
ちょっと迅さんをからかうことができそうだ。
迅さんに先ほど取った先輩の寝顔を添付してメールを送った。
反応が面白そうだ。
烏「先輩、朝です。起きてください」
「ん」
ぱちりと目を開きもぞりと毛布の中で身じろぎする。
思ってたより寝起きはいいようだ。
というか、すでに起きてたんじゃないかと疑うほど意識がはっきりしていた。
「おはよう、とりまる君」
「おはようございます。林檎先輩」
たいしてあくびもせず、ゆっくりと起き上がる先輩。
ふと、こちらの顔を向けた。
「今何時？」
烏「７時３０分です」
「そっか。レイジさんらしい時間だね」
うちの学校の始業は８時３５分。
此処から歩いて２０分ぐらいはかかるから確かに、今起きたらぎりぎりだ。
「とりまる君は朝ごはん食べた？」
烏「家で食べてきました」
「あ、じゃあ荷物取りに来たんだ。ごめんね、手間かけさせて」
先輩は枕元に置いてあった眼鏡をかけながら言った。
なんでもそうしてることでＳＥが発動しないとか。
烏「いえ、じゃあ一回家に帰らないとなんで」
「うん、じゃあ学校で」
林檎先輩の部屋を出て一階へと降りてレイジさんに起こしてきたことを報告する。
荷物もちゃんととって来たし、一回家に帰ろう。
丁度その時、迅さんからメールの返信が届いた。
from 迅さん
ーーーー
お前、あとでちょっと模擬戦するか？
ーーendーー
すぐに遠慮するというむねの返信を返した。
やっぱり、迅さんは林檎先輩のことになると過剰に反応する。
これはやっぱり……。
烏「まぁ、俺には関係ないことか」
急がないとそろそろ家に帰って準備しないといけない。
少し小走りで家へと向かった。
烏丸side終了
ーーーー
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syun - 面白かったです！迅さんともっと絡んでほしい！続き待ってます (2016年7月28日 19時) (
レス) id: 8186d38d99 (このIDを非表示/違反報告)
せきらいん - ぅゎ林檎さん容赦なぃ 面白かったです、更新頑張ってください。 (2016年6月3日 3時) (レス) id: 117e6ef6eb (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - やばい！続きがきになる！！更新頑張ってください！！ (2016年2月23日 22時) (レス) id: 216997d988 (このIDを非表示/違反報告)
璃莠(プロフ) - 音階さん» 了解しました！この作品がもっと有名になるように陰ながら応援しますｲｬｯﾊｱｧｧｧ(｀･ω･´) (2015年10月29日 0時) (レス) id: 267a029a19 (このIDを非表示/違反報告)
音階(プロフ) - 璃莠さん» 応援ありがとうございます！自分でも確認してるつもりなのですがやはりミスが出てしまうので、見つけたらご報告お願いします (2015年10月28日 23時) (レス) id: 5810283552 (このIDを非表示/違反報告)
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