棘とほのぼの。【男主】

ツナマヨふたつ ページ3

『そういや、1年って今年何人だっけ？』



「いーくーらぁぁ、、、」




トレーニングを始める前に1人2組で柔軟をしている。



「3人だよ☆」



パンダ特有の体のやわらかさを見せながらウインクをバッチリ決めてくる。



『ちょっと、パンダきもい』


「ひどい！！！！」


『んで、器がいるんだっけか？』



スルーされたパンダは木にしがみつき、ドヨーンとした空気を作りキノコを生やしているがそれすらもスルーされてしまった。



「おかかぁ、、」


『え、死んだ？』



器というのは一個下の、両面宿儺の器、虎杖悠仁のことだ。並外れた身体能力の持ち主と言うことだけ聞いていた。Aは棘にしか興味が無いので、いつも情報を右耳からいれては左耳から出ていっている。



「両面宿儺に心臓とられて死んだらしいな、てか今日1年に会わなかったのか？」


『え？なにそれ？？棘1年に会ってきたのか？？』


「しゃけしゃけ」


『いやぁ、棘のこと考えてたらいつの間にか置いてかれてたみたいだわ』


「すじこぉ！」



てへ、と頭を掻きながら言うと棘は『ばかやろー！』と言っているのか、嬉しさと恥ずかしさを混じらせた顔でAの背中を叩いていた。

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