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呼ばれた瞬間、心臓がヒヤリとした。
『……リクス……？』
FL｢やっぱりAだよね、どうしたのこんなとこに一人で｣
『ちょっと……いろいろあって。リクスは？』
FL｢いつものランニングだよ。昨日あんまり走れなかったから、今日はちょっと遠くまで走ろうと思って｣
その会話で、ああそういえばリクスは毎晩食後にランニングをしてたっけ、と脳の片隅にあったリクスの習慣を思い出す。
別にリクスが悪いと、まだ決まった訳では無い。それでも今の私は、どうしてもリクスと堂々と話せなかった。
『ごめん、今から行くとこあるからもう行くね。ランニングファイティン！』
FL｢えっ、ちょっと待ってよA！もう周りも暗いし、いくら何でも心配だよ！行くとこあるならそこまで送っていくから｣
『いやほんとに大丈夫、大丈夫だから』
FL｢……どうしたの？僕と話したくない？｣
その言葉を聞いた瞬間、頭から水を被せられたように、思考が止まった。
これは、私とオッパの問題で、リクスはまだ直接関わっているわけじゃない。
今のリクスは何も知らないのに、私がこんなに冷たくあたるのは違う。
『…………ごめん、リクス。冷静になれてなかった、本当にごめん』
FL｢いいよ。今こうやって謝ってくれたから。少し落ち着いて話せない？Aの言いたいことだけ言えばいいから｣
そうして、もう一度ブランコに腰掛けた。
けれど｢チャニオッパがリクスと関わるな、って言ってきた｣とストレートに言うのも躊躇われるし、
『……あのさ。最近チャニオッパと話してたりする？』
とだけ、口にした。
リクスは特に動じることもなく、
FL｢チャニヒョン？さっきランニング前に連絡してたよ｣
『えっ何て！？』
FL｢Aと少しすれ違ってて今もしかしたら暗い中一人でいるかもしれないから、ランニング今日も行くならその辺に居ないか見てくれって｣
『オッパ……』
やっぱり優しいオッパだな、と思う。
私が一方的にイライラして逃げたのに、心配してくれて。
『リクス、ごめん。やっぱり私オッパとすぐに話さなきゃ。リクスにはそれが終わったら一番に話に来るから、だから』
FL｢待って｣
横のブランコに腰掛けていたリクスが、立ち上がる。キィ、と耳につく音を立てて、ブランコが手持ち無沙汰に揺れた。
FL｢A。今チャニヒョンには会えないよ｣
『え……？』
(続きます)
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るぇもん(プロフ) - 細かくて申し訳ないのですがジソナではなくジソンアだと思います… (2022年7月12日 21時) (
レス) @page22 id: 32736c39e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» ほんとですかまたまたお世辞がお上手なんだから、、、ちゃんと神作にできるように頑張ります、、！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - いちごだいふくlikeさん» プロフィール見ました！！プロフィールから漂う神のようなお話の予感…更新頑張ってください！！ (2021年1月29日 22時) (レス) id: 1943299eac (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 1.0神無月さん» うわああ嬉しいお言葉本当にありがとうございます！！私自身まだ書けていないメンバーもいるので続き作ろうかな、と悩んでいたので嬉しいです！長編の方もありがとうございます！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» お待たせしました！！！取り急ぎ開設したのでよければぜひお読みください！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2020年12月7日 15時
