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｢首に入ってるタトゥーみたいなの、大丈夫？｣
一年前のヒョンジン君と全く同じ言葉を発したテヒョン君に、勿論二人は嫌悪感を隠せず。リノさんに至っては｢Aと契約すると暇がなくていいね、はは｣と死んだ魚の目をしながら笑っていた。今でこそ分かるが、相当イラついているサインだ。
JS｢にしても、初対面からもうそろそろ二ヶ月？くらい経つよね。それにしては動きが無いなあ｣
『そうですね。ひたすら私との距離を縮めようとしてくるだけで、決定的なところに踏み込もうとする気配すらありません』
JS｢だよね、こっちからしたらそれが問題なんだけどね｣
ちなみにこの件はヒョンジン君も知っていて、リノさんとジソンさんが何も気にせずにサラリと｢ヒョンジナはあの時どういう思考で動いてたの？｣と古傷を抉るような発言をして流石のヒョンジン君も怒っていたりした。
ただ、
HJ｢けど俺が霊媒師っていうのは向こうも薄々感じてるみたい。その同族嫌悪なのか知らないけど、なんか俺が話しかけようとするとやたら距離取られるんだよね｣
と苦々しく話していたのが印象に残っている。本人は｢まあ別に俺も、最初からあんな態度の人話したいと思わないもん！｣とぷりぷりしていたけれど、ヒョンジン君にテヒョン君との橋渡し役を頼もうという私の淡い期待はこれで絶たれてしまった。
JS｢俺とリノヒョンとAちゃんの契約の刻印は、契約してる本人以外は魔物か霊媒師にしか見えない……けどあの子が魔物の可能性は当たり前に無いし、どう考えても霊媒師なんだけど｣
『そうですね、ヒョンジン君も距離を取られながらでも視てくれましたけど人間だったみたいですし』
JS｢ヒョンジナが言うならそうだね。も〜いっそなんかアクション起こしてくれたら俺達も動けるのになあ｣
『それともまた、こちらからも動きますか？』
JS｢んー……それリノヒョンとも話してたんだけど、今まだその子の動きがあまりにもないし、それこそ前のヒョンジナほど活発に動いてないから、こっちから刺激しすぎても怖いよねって。だから今はめんどくさいけど様子見が一番かな｣
大きなため息を吐きながら車を停めたジソンさんに改めてお礼を言ってからドアを開ける。
そう、契約したことで私は再び【あの御屋敷】に入れるようになった。
『ただいま帰りました』
LK｢おかえり｣
今の私はまた、初めに二人と出会ったこの場所で、二人と一緒に過ごせている。
だからこそ、このままでいたいのに。
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いちごだいふくlike(プロフ) - はじめましてさん» はじめまして！コメントありがとうございます！どのお話も読んでいただけたようでこちらこそ本当にありがとうございます！ぜひたまにでも思い出してもらえたらと思います、！ (2022年6月27日 7時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
はじめまして - 今朝作品をみつけて一気にはじめから最後まで読み切りました。いろんなENDや続編とても面白かったです。 (2022年6月26日 13時) (レス) @page48 id: dc356df402 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 錆猫さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、最後までお付き合いくださりありがとうございました！！他作品も頑張っていきます……！！！ (2022年4月4日 18時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉なんか、もう、ほんとに最高です…！楽しい時間をありがとうございます！ほかのお話も楽しみしてます！！ (2022年4月4日 14時) (レス) @page48 id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！いつもこうしてコメントを下さり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも末永くお付き合い頂けたら幸いです🤍 (2022年4月4日 4時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年12月1日 0時
