vi ページ12
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『そうじゃないんだよなあ……』
思わず呟いたこの声が、私の頭の中にいる本人に届くことは無い。結局友達として仲良くしてほしいという言葉に、首を横に振ることは出来なかった。私から言い出しちゃったし。
特別な気持ちを私に対してもっていると知りながら私と友達でいたいと思ってくれるテヒョン君に、嬉しいと思う気持ちもあるけれど正直に言うと憂鬱な気持ちの方が勝つ。
HJ｢Aちゃん〜お疲れ〜｣
『ヒョンジン君、お疲れ様』
HJ｢良くない顔してるね。……昼にあいつと話してたでしょ？｣
『うん。私の気持ちも状況も、ハッキリ伝えなきゃと思って』
HJ｢うんうん、でもその感じだと……｣
『……なかなか、テヒョン君は諦めてくれないみたい』
んん〜と隣で悩んでくれるヒョンジン君を見て、ああ、そういえば、この人も私のことを好きだと言ってくれたんだっけ、と思い出す。
ヒョンジン君は、一時はどうなるかと思ったけど、今は自分の気持ちよりも私が幸せになることを望んでくれている。だから私がリノさんとジソンさんと契約して、一緒にいることを優先させてくれた。
でも、それはヒョンジン君が優しすぎるんだ。
皆、本当はもっと、自分の感情に必死なんだ。
HJ｢俺からも言おうか？これ以上Aちゃんが思い悩んでるの、俺も見たくないし…｣
『ありがとうヒョンジン君、でもこれは、私の問題だから』
HJ｢Aちゃん……無理に抱え込まなくても、俺もあいつと同じ立場なんだしさ、だからこそ言えることもあると思うよ｣
『……いや、いいよ。私がしなきゃ、意味ないから』
HJ｢……そっか。まあリノヒョンとジソンアには、きちんと頼ってね？それだけはせめて、俺と約束して｣
まるで、ヒョンジン君はいらない、用済みだと言うような言い方になってしまって、それを察知して同じく少し刺々しくなったヒョンジン君の言葉に、ああやってしまった、と後悔が込み上げてくる。けれど、今の私にそれを否定できる理由も、言葉も見つからない。
『……うん。分かった』
恋愛的な�犢イ��瓩箸いΥ蕎陲鯀蠎蠅�自分に抱いていると知りながら、その人と友達として一緒に過ごしていくだなんて無理があるんだろうか。
私には、恋なんて、いらないのに。
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いちごだいふくlike(プロフ) - はじめましてさん» はじめまして！コメントありがとうございます！どのお話も読んでいただけたようでこちらこそ本当にありがとうございます！ぜひたまにでも思い出してもらえたらと思います、！ (2022年6月27日 7時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
はじめまして - 今朝作品をみつけて一気にはじめから最後まで読み切りました。いろんなENDや続編とても面白かったです。 (2022年6月26日 13時) (レス) @page48 id: dc356df402 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 錆猫さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、最後までお付き合いくださりありがとうございました！！他作品も頑張っていきます……！！！ (2022年4月4日 18時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉なんか、もう、ほんとに最高です…！楽しい時間をありがとうございます！ほかのお話も楽しみしてます！！ (2022年4月4日 14時) (レス) @page48 id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！いつもこうしてコメントを下さり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも末永くお付き合い頂けたら幸いです🤍 (2022年4月4日 4時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年12月1日 0時
