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ar side
あの時、山田は俺になんて言おうとしてたんだろう。
もし、あの時ちゃんと話を聞いていたら。
山田が自_殺することは無かったのかな…
「山田…」
どんどん視界がぼやける。ポタポタと流れてる涙は止まることを知らない。
山田が誰よりも責任感が強くて抱え込みやすいことは知っていた。
山田の努力を知っている人なんて数知れている。
だから何も知らない人達はエースのくせに、センターのくせにと平気で山田を避難する。
その声を山田はすべて聞いてしまう。
かつて山田がまだ高校1年生だった時"センターだからってテレビ出すぎ、他のメンバー可愛そう"と言われた山田は
もうテレビに出たくないと言った。
でもそんなのは山田のせいなんかじゃない。それはただ単に俺たちの実力が足りなかっただけだ。
その仕事は全部山田の今までの努力が勝ち取ったもので、そんな誰かも分からないような人にとやかく言われていい話じゃない。
それでも、JUMPのことが大好きだからこそ山田は考えてしまう。
思い詰めてしまう。
山田が必要以上に思い詰めるなんて知ってた。
そういう人だってわかってた、よく見てるつもりだった。
なのに自_殺という選択に至るまで何に悩んでいるのか
俺は気づかなかった。
いや気づこうとしなかっただけなのかもしれない。
山田なら大丈夫。
そんな不確かな確証もない想像だけで、判断していただけなんじゃないか。
本当によく見ていたのか。
振り返れば振り返るほど後悔しか出てこない。
もし、時間を戻せるのなら
山田を
助けたい。
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haru1426(プロフ) - JUMPLOVEさん» 読んでいただいてありがとうございます!そうです!たまに好きな歌を元に描きたくなってしまって(^^;) (2019年11月6日 20時) (レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - なんか、「別れ」が桜咲いたよみたいだなぁと思ったんですけど、もしかして素材に使ってます??素敵だなぁって思って…つい気になってコメントしちゃいました(^_^;) (2019年11月4日 23時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:haru_Ariyama | 作成日時:2019年11月4日 20時