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「ヒロト兄さん…？」
離そうと思っても離れてくれない。
「辛かったよな…、ごめんな…妹にこんな事をさせて…、俺は最低な兄だ！」
自分で自分に罵倒していた。
「ヒロト兄さん、私はもう大丈夫だから。何故か落ち着いていられるの。だから今の内に早く行こう？」
そう言うと、ヒロト兄さんは『あぁ。』と短く返し、中に向かって走り始める。
私もリュウジ兄さんも後に続く。
だが、何となくあの場が気になってもう一度見た。
(見覚えがある…？初めてじゃないのかな…？…まさかね…。)
以前も似たような光景を見た様な気がしたのだ。
「（人1）！」
リュウジ兄さんの声で我に返る。
「あ、ごめん！」
私は２人の後を再び追い始めた。
それからしばらくヒロト兄さんに付いて行き、部屋の前に着いた。
ヒロト兄さんがノックをする。
だが普通に2、3回なのではなく、リズムに合わせたものだった。
これも合図なのだろう。
『どうぞ。』と中から声がした。
「失礼します。」
ヒロト兄さんに続き、リュウジ兄さんと私も入った。
そこには女の人が１人と、財前総理、そしてボディーガードと思われる人達が周りに１０人もいた。
「君たちの様子は監視カメラで見させてもらったよ。」
財前総理は柔らかく微笑んだ。
「資料の事もありがとう。」
この人が全部指示してたいたのだろうか。
ヒロト兄さんは財前総理に先ほど命懸けで守った資料を渡した。
「（人1）ちゃん、俺の事を覚えているかな？君も協力してくれてありがとう。君はまだ１４歳の女の子なのにあんな事をさせてしまって申し訳ない。」
頭をポンポンされた。
「（人1）〜！」
いきなり財前総理の隣にいた人に抱き着かれた。
(誰！？)
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はるぽん太(プロフ) - ゆゆなさん» ありがとうございます！まさかここまで続くとは思ってもいませんでした。本当にありがとうございます！とにかく嬉しいです！ (2016年1月7日 15時) (
レス) id: abe5212302 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆな - １コメだ〜！！続編、おめでとうございます!!!!それからお久しぶりです、はるぽん太さん！これからも楽しみにしてます!更新頑張ってください！！ (2016年1月7日 15時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるぽん太 | 作者ホームページ：http://ｐｐｐ
作成日時：2016年1月6日 19時
