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「これがデータです。」
ヒロト兄さんが鞄の中から取り出した。
私とリュウジ兄さんは酷く動揺した。
「ヒロト！？」
「ヒロト兄さん！？」
「こうもすんなり進むとは…、何か隠しているのか？」
相手側が睨む。
「いや、明らかに僕たちは撃たれてしまう。そうしたらこの二人の命が危ない。」
悔しそうに唇を噛む兄さん。
何時もの自信に満ち溢れているあの顔とは違う。
「ほう、少しは使えるようだ。」
そう言ったフィフスの人は兄さんからデータを取ろうとした。
その瞬間『バチバチッ！』と音がして、見てみるとヒロト兄さんがその人にスタンガンを当てていた。
そして次の瞬間から他の人に向かってピストルを撃ち始めた。
リュウジ兄さんも撃ち始める。
私はヒロト兄さんからデータを受け取り、車の中に戻って名前は分からないがとても大きくて、威力が凄いと言われている銃を取りだし、急いで撃った。
そんな乱闘は５分程度で片付いた。
当たり前だ。
何故なら、こちらの方が銃を始めに使ったし、私の銃なんて威力が強すぎだ。
人の命を初めて奪った。
妙に落ち着いている自分は本当に人間なのか？と思ってしまう。
「（人1）！」
呆然と立っていたらヒロト兄さんが駆けつけてきて、私を抱きしめてくれた。
私は涙が出てこなかった。
だが、何となく私も抱きしめ返した。
――抱きしめ返さなければ、私は私で居られない様な気がしたから。――
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はるぽん太(プロフ) - ゆゆなさん» ありがとうございます！まさかここまで続くとは思ってもいませんでした。本当にありがとうございます！とにかく嬉しいです！ (2016年1月7日 15時) (
レス) id: abe5212302 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆな - １コメだ〜！！続編、おめでとうございます!!!!それからお久しぶりです、はるぽん太さん！これからも楽しみにしてます!更新頑張ってください！！ (2016年1月7日 15時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるぽん太 | 作者ホームページ：http://ｐｐｐ
作成日時：2016年1月6日 19時
