演習試験 ページ6
「制限時間は30分。
勝敗は、このハンドカフスを俺にかけるか、
誰か一人でもこのステージから脱出したらお前らの勝利だ。
今回は極めて実戦に近い状況での試験。
俺らを敵そのものと考えろ。
会敵したと仮定し、そこで戦い勝てるならそれで良し。
だが、実力差が大きすぎる場合、逃げて応援を呼んだ方が賢明。
……藍上、轟、お前らはよく分かってるはずだ。」
…ヒーロー殺しとの一戦のことだと、すぐにわかった。
あの時は4対1でギリギリ勝てた。
…勝てると決まったわけじゃないなら、応援を呼ぶべきだ。
『皆位置についたね。
それじゃあ今から雄英高一年期末テストを始めるよ！
レディ…ゴォ！！』
校長先生の声に、私たちは一斉に走り出した。
「八百万！何でもいい、常に何か小物を作り続けろ。
創れなくなったら相澤先生が近くにいると考えろ。
この試験、どっちが先に相手を見つけるかだ。
視認出来次第、俺と藍上で引きつける。
そしたら八百万は脱出ゲートへつっ走れ。」
「…私が正面から引きつける。そしたら轟が後ろから先生の動きを抑えて。」
「…ああ。それまで離れるなよ。」
そして八百万が創り出したのは…
「…マトリョーシカ？」
「ええ。」
「…とりあえず個性に異変があったらすぐ言ってくれ。」
なぜマトリョーシカなのかという疑問は残ったけれど、
個性が使えるかわかればいいから、口出しは無用だ。
「さすがですわね、藍上さん、轟さん…」
「…え？」
「何が。」
「相澤先生への対策をすぐ打ち出すのもそうですが、
ベストを即決出来る判断力です。」
…八百万…？
「…普通だろ。」
「普通…ですか。
雄英の特待生の藍上さんはちょっと上に、推薦入学者でスタートは同じはずだった轟さんにも、
ヒーローとしての実技に於いて私の方は特筆すべき結果を何も残せていません。
騎馬戦は轟さんの指示下についただけ…
本戦は常闇さんに為す術なく敗退でした…」
…こんなにネガティブな発言をするなんて。
「やおy「八百万、マトリョーシカ…」…あ。」
動きが止まった。
「来るぞ！」
「すみませ…」
「と思ったらすぐ行動に移せ。」
もうそこまで、相澤先生は迫ってきていた。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
