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モニタールームside
「いくら特待生でも、さっきの轟見ただろ？一人じゃ絶対無理だって。
只でさえ、ヒーローは不利なんだし。」
「えぇ、そう思うけれど、藍上ちゃんにも何か策があるんじゃないかしら。だって…」
そこまで言って、蛙吹梅雨はモニターを見上げる。
「そうじゃないと、あんな落ち着いていられないもの。」
それもそうだ。
モニター越しに見ても、藍上Aは焦り１つ見せず、凄く落ち着いている。
初めて見る特待生の戦闘訓練に、モニタールームの生徒たちは画面を食い入る様に見つめていた。
そして、
「訓練…始め！！」
そんなオールマイトの声に、一層画面への視線が熱くなった。
「え、なんで一回出たんだ？」
「轟がまた凍らせると思ったんじゃね？」
「あぁ、流石、ちゃんと見てんなぁ…」
「これなら誰でも予想できる事、特待生だからできるわけではありませんわよ。」
八百万百の言う通り。
これはまだ、はじまりに過ぎないのだ。
藍上Aは膝に手を当てて目を閉じ、何かを呟いた。
「え、藍上怪我でもしたんか？」
「そんなわけないだろ、でもなんで…！？」
その瞬間、モニタールームは驚きの声が飛び交った。
「え、消えた！？」
「何処に行ったんだ？てか、あいつの個性ってなんなの？」
「あぁ、それは俺も気にn……は？」
飯田天哉が途中で言葉を無くすのも無理はない。
「あいつ、瞬間移動した！？」
急に消えたかと思ったら、轟焦凍に足を凍らせられていたのだから。
「鏡使ったのか！？」
「いや、それに反応する轟もスゲェが！」
「…それより、もう藍上の負けなんじゃない？轟の氷、最強なんでしょ？」
耳郎響香がそういうと、
「…まだ勝負はついてないぞ。」
オールマイトが静かに、だけどよく響く声で呟いた。
「え、だってよぉ、オールマイト。轟の氷に…って、なんだこれ！？」
再びモニタールームは驚きの声で溢れかえった。
「え、轟の氷を溶かした！？」
「え、何、あいつ鏡の個性じゃなかったのかよ！？」
「…いいえ、鏡の個性ですわ。」
八百万百の呟きに、モニタールームは耳を傾ける。
「…藍上さんの個性は恐らく鏡系のもの。鏡の中を移動したりできる他に
……相手の個性を鏡の様に同じように使うことができるのだと思いますわ。」
八百万百の言葉に全員が納得した。
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火影 - すいません作者さん……貴方………天才ですか？！この小説最高です！！これのおかげで毎日楽しみです(^^) (2021年5月9日 0時) (
レス) id: dda31893c0 (このIDを非表示/違反報告)
noslmqgxmw)rr - はじめてよんだけどおもしろかったです。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - ミナさんともだちになりませんか？(よかったら) (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
西小の柚季 - 見たことなかったけど、おもろかったーー！ (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - 可愛ゆくてえらいねー (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2018年8月10日 14時
