＃ ページ14
・
『よーい、始め！』
一応警戒して一旦外に出て、氷に巻き込まれないようにする。
…ほう、無駄に個性は使わない、確実な時だけ使う、か。
「…移動。」
膝に手を当てて、鏡の中へ入った。
…さてと、どうするか。
ちなみに此処は時間が過ぎるのがとても遅い。
此処で１時間過ごしていたとしても、外では1秒も経ってない。
取り敢えず建物の中の鏡を捜す。
…あ、見つけた。
核兵器、と。
…轟焦凍。
なるほど？
障子に私の気配を探させて連絡を取り合ってるのか。
…でも残念。今の私は気配０。
何処にいるか、なんてわかりゃしない。
……さ、行くか。
・
折角背中を向けてたから、イケると思ったんだけどなぁ。
「…お前、鏡から出てくるのか。」
足元を凍らせられてしまい、身動きが取れない状態になってしまった。
「……やっぱり、そう簡単には勝たせてくれない…か。」
「……随分と余裕だな。捕まえたらこっちの勝ちだぞ？」
轟焦凍はイラッとした様子で言った。
…そんなの、
「私が氷を溶かす、っていう可能性は考えなかった？」
「…は？」
「………半冷半燃。」
「っ！？」
そして私は半冷半燃となり、左手で氷を溶かした。
「…一応特待生として雄英来てるんで。形だけ、とかなめないでよね。」
轟は悔しそうに拳を握る。
そして口角を上げた。
「…特待生も、伊達じゃないんだな。」
「私は負けるのが一番嫌いなんでね。」
そして膝から鏡を取り出し、手裏剣の様に核兵器の前の壁に投げる。
「なっ、」
鏡に戻り、また鏡の中を移動して、核兵器の前に立つ。
「…くそッ」
最後の抵抗のつもりか、足元から氷が私に向かって迫ってくる。
…でも、そんなの今関係ないよ？
だって…
「……ゲームセット。」
私の手は、もう既に核兵器に乗せられていたから。
直後、オールマイトの興奮した様な声が、ビル全体に響き渡った。
『ヒーローチーム、WiiiiiiiiN！！！』
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火影 - すいません作者さん……貴方………天才ですか？！この小説最高です！！これのおかげで毎日楽しみです(^^) (2021年5月9日 0時) (
レス) id: dda31893c0 (このIDを非表示/違反報告)
noslmqgxmw)rr - はじめてよんだけどおもしろかったです。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - ミナさんともだちになりませんか？(よかったら) (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
西小の柚季 - 見たことなかったけど、おもろかったーー！ (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - 可愛ゆくてえらいねー (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2018年8月10日 14時
