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「んじゃ、とりあえず基本操作からね。
まず乗り方はこうで………そうそう。
で、呪文唱えれば飛べる。」
俺は半信半疑に輝夜の言う通りにした。
すると、
「…っ!?うわ、マジか。」
「そうそう。じゃ、早速戻って戦うよ、
人間界を救う為に。」
そして、俺たちはまた、光に包まれた。
*
*
「な、なんだよこれ………」
さっきまで青かった空が、
暗く気味の悪い色になってて、
いつもは賑やかな通学路にも、
誰一人生徒はいない。
というか、人一人いない。
「みんなどこに行ったんだ?」
「…しっ、こっち来て。」
俺は素早く輝夜に腕を引かれ、
近くの茂みに隠れた。
口を押さえてられていたから、くるしかった。
「っ、」
「あ、ごめん。」
ようやく息が吸えて安心………できなかった。
俺は目の前の光景が信じられなかった。
広場に人が沢山倒れていて、
みんな死んでるようだった。
「おい!あれって
「死んでないよ、まだ。…静かに」
俺は口をつぐむ。すると、
「おい、そっちにはいたか?」
「いや、これで全部だ。
ダン様は、こんな人間を集めて、
どうするおつもりで…」
「馬鹿か。
無駄口叩いてる暇があったらさっさと…」
そこまで聞いて気づいた。
俺の後ろにいたはずの、輝夜が居なくなっていた。
「ーーーーーーーー。」
「うわ!」
もう一度前を見たときには、
さっきの手下みたいな奴らが倒れていた。
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あや - ミナさんの小説、ほんとに面白すぎます!私にはこんな文才ないんでうらやましいです…これからも頑張ってくだい!応援しています! (2020年5月29日 14時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - シグさんSさん» ホントなんですよ笑 でもそう言ってもらえて嬉しいです!また思いついたら挑戦してみようと思います! (2018年12月24日 9時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
シグさんS - 面白かったです!…初めてのファンタジー?うそだぁ。絶対初めてじゃないって。こんな面白いのに初めてっヤバイって。というレベルで面白かったです!これからも頑張って下さい! (2018年12月23日 21時) (レス) id: e6f3c704f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 如月 唯奈さん» ですです笑 でも上手くできていたならよかったです! (2018年12月23日 8時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - え?初めてなんですか?話の展開とか、面白いので二週繰り返して見てしまいましたっ! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ | 作成日時:2018年6月28日 17時