奇跡の1ページ【S.K】 (ページ4)

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「あの…」

手「どうしたの？」

「先程まであそこにいた人大丈夫ですか？」

手「あー。大丈夫だよ。気まぐれな人だから。

はい、スウィートマティーニです。」

「ありがとうございます。美味しい。」

手「良かった。ねぇ名前聞いていい？

俺は手越祐也だよ。ここのバーテンしてるの。」

「私は鹿月 Aです。」

手「Aちゃんか。可愛い名前だね！」

ﾍﾟﾁﾝ！

手「痛ｯ」

小「コラッ。お客さんの事を口説かないの！」

手「口説いてないもん！お話してただけだもん!!ね？」

「あ、はい。美味しいカクテルを飲ませていただいた所です。」

小「なんていい子！俺は小山慶一郎だよ。」

「鹿月 Aって言います。」

手「慶ちゃんも口説いてんじゃん!!」

このお店の外見がかなり小洒落てたから入りずらいと思ってたけど、バーテンのおかげで楽しく飲めそう。

小「ところでAちゃん。足に付けてるのって何？」

今、私はミニスカを履いている。そして足には血薔薇の銃(ブラッディローズ)を付けている。(峰不○子がよく付けてそうなやつです。)

もしかして見えちゃったのかな。でもここで私の正体を明かす訳にはいかない。

さて、どうやって誤魔化そうか。ここで間違った答え方をすればもう二度とこのお店には来れないだろう。

このお店にはまた来たい。このお店に来れば先程までいた男性にまた会える気がした。

どうしようかな…