奇跡の1ページ【S.K】 (ページ5)

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「サポーターの事ですか？」

手「サポーター？」

「はい。私、昔部活で足を痛めちゃって…」

小「あー！サポーターだったのね！」

手「でもサポーターなんて見えなかったよ？」

小「さっきチラッと見えて何かなって思ったの。」

何とか誤魔化すことが出来た。良かった。

その後も何杯か飲みつつ、閉店まで小山さんと手越と話した。

手「慶ちゃーん！もうちょっとで閉店だし飲んでいいー？」

小「あー。いいよ。俺にも何かカクテル作ってー。」

手「はいはーい！」

そこOKしちゃうんだ。という事で閉店間際は小山さんと手越さんと一緒に飲んだ。

手「ねぇ、いつまでも手越さんって呼ばれるの嫌だからさ祐也って呼んでくんない？

話してる感じ歳近そうだし…」

小「じゃあ俺は慶ちゃんって呼ばれたい!!」

「さすがに呼び捨ては…」

手「んじゃあ、祐也くんで！あと敬語もなしね。」

「え、でも…」

手「敬語使ったら度数の高いお酒出しちゃうから。」

「…分かった。」

小「Aちゃーん。明日も来る～？」

こりゃ相当酔ってるな。呂律回ってないよ。

このお店気に入ったし、仕事終わりにでも来ようかな。

「うん！来てもいい？」

小「もちろ～ん。じゃあ待ってるね～。」

手「え!?A明日も来んの？

俺、明日シフト入ってないー!!あ、客として来ればいっか。」

ちゃっかり呼び捨てになってる。ま、いっか。

この後も酔っ払った慶ちゃん達とお話をした。