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真央「Aー!なんかうちらさ巷で双龍って呼ばれてるらしいよ。」
「双龍?」
真央「そう。お互いの苗字から1字とって私が青龍。Aが紫龍。2人が揃うと双龍らしい。」
「何それ。なんかかっこいいね。」
真央「だね。」
真央と出会ったのは私があるチームの奴らと喧嘩してた時。
その頃の私は親に暴力を振るわれていた。
耐えられなくなって夜の街をブラブラするようになった。そこで売られた喧嘩は買う。そんな感じ。
そんな時に真央と出会った。
真央「あんた何してんの?」
「喧嘩。」
真央「違うね。それは自分をただ単に傷つけてるだけ。」
「は?」
真央「喧嘩ってゆーのは守りたいものを守る時にするものなの。」
その言葉がすっと心に落ちた。
そこから私は真央と一緒にいるようになった。
真央が喧嘩をすると言ったら着いていくし、私が喧嘩をする時も真央は着いてきてくれた。
このままずっと一緒にいるんだと思っていた。
あの事件が起こるまでは…
真央「Aごめん。今日は一緒に帰れないわー。」
「喧嘩ー?」
真央「違うよ。親の再婚相手に会いに行くの。」
「真央のお父さん再婚するの?」
真央「らしいわー。」
真央のお父さんには私も良くして貰っていた。
よくご飯を食べさせてもらったし親と仲の悪い私をまるで本当の娘のように可愛がってくれた。
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みうら るなり - おもしろかったです!すごく素敵なお話で感動しました♪ (2020年2月18日 17時) (レス) id: 1bc5e3a4e1 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あいすくらいまーさんの作品、ほとんど読ませてもらってます!これからも頑張ってくださいね! (2020年1月25日 19時) (レス) id: a0576c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
彩夜姫 - この小説大好きです!続きが気になります!頑張ってください! (2020年1月25日 8時) (レス) id: 2d78803305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいすくらいまー | 作成日時:2020年1月14日 21時