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「…」
少女は何か言おうと口を開きかけたが、斜め後ろのエースが呼吸をした気配を察して口をつぐんだ。
＿ここは、寮生であるエースに譲ろう。
きっと、オブラートに包むことを知らないエースだからこそ、言えることがあるだろうから。
少女はエースの言葉を待った。
「今の話を聞いて、よーくわかった。リドル寮長があんななのは、アンタのせいだわ。」
エースが衝撃的な発言をする。
デュースとグリムはピシッと固まった。
＿それだけは言っちゃぁいけねぇだろ！？
そんな目線をエースに向ける。
しかし、少女は少し満足そうに笑って続きを待った。
「リドル寮長が親を選べなかったのはしょうがない。でも、アンタは少なくとも寮長の親が寮長にやってたことは昔から間違ってるって思ってたんでしょ？」
「それは…。」
ぐうの音も出ないとはこのこと。
トレイにとって事実だった。
「今の寮長が親と同じ間違いしてるって思ってるなら、ちゃんと言えよ。直してやれよ。」
エースの言葉がトレイに刺さる。
「可哀そうなやつだからって同情して、甘やかして、どうすんの？アイツがみんなに嫌われて孤立してくの見てるだけ？」
トレイの眉が吊り上がる。
「お、おい…エース！」
デュースが流石にダメだと、止めに入ろうとする。
「ダメだよ。デュース。」
しかし、少女がそれを止めた。
「大丈夫。エースに任せてみよう。」
「で、でも…。」
２人と１匹の目がエースを見つめる。
「それとも何？アンタも首をはねられるのが怖くて黙ってるって？
ダッセえな！何が幼馴染だ！そんなんダチでもなんでもねぇわ！！！」
エースの言葉がかっこよく決まった！…と思ったのだが＿
「コラ！！図書室では！！静かにーー！！」
熱が入ったのが失敗だった。
あろうことか、学園長クロウリーに嗅ぎつかれたのだ。
「クロウリーさんが一番うるさいです。」
「アンタが一番声でけぇんだゾ。」
すかさず少女とグリムのツッコミが入った。
「おっと、失礼。ゴホン。…まったく、図書室は静かい勉学や読書に勤しむところですよ。」
クロウリーは咳払いの後、小声で話した。
何故だろう。腹が立つ。あれか？ツイステッドワンダーランド版クロちゃんか？クロウリーだけに。
「すみません。…ですが、クロウリーさんはどうしてここに？」
少女が問いかける。
学園長であれば多少忙しいはずだが…。
「Aくんが元の世界に戻る方法について調べに来たんですよ。」
クロウリーは答えた。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
