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「みんな、ほら。「はい、寮長！」って言って。」
『まとめて首をはねてやる！』
そう言ったリドルに焦って、ケイトが動き出した。
後ろからこっそり少女たちに助言する。これはケイトなりの優しさだ。
このままいけば、エース達が処罰を受けることは逃れられない。自分とトレイが後でどれだけ弁明しても許してもらえないかもしれない。
先輩だからこそ、見捨てられなかったのだ。
しかし、そんなケイトの努力も虚しく、
「言えません。」
デュースはそう言って少女の隣に立つ。
「俺も。こんな我侭な暴君は願い下げだ。」
エースも頷いた。
少女を囲うようにエースとデュースが立つ。
そして、グリムも少女の肩に乗っかりリドルに威嚇する。
＿まったく、お馬鹿２人とグリム…アンタら最高だよ。
少女は左右と肩の温もりに心の中でニヤリと笑う。
少女は逃げることなくリドルをまっすぐ見つめると、
「どうぞお好きなように。暴君殿？」
と冷たい笑みを浮かべた。
＿さぁ、首をはねろよ！暴君！
そう、挑発する言葉を込めて両腕を広げる。
抵抗するつもりは無いようだ。
「今、何て言った？」
リドルは目を見開いて問いかける。
「オマエはおこりんぼでワガママで、食べ物を粗末にする暴君って言ったんだゾ！」
「お、おい。そこまでは言ってな…」
グリムがムスッとしながらリドルに言う言葉は誇張されていた。
デュースがそれを聞いて焦りだす。
しかし、少女とエースはくすりと笑う。
「「たまには良い事言うじゃん、グリム。」」
少女とエースが同時にそう呟いた瞬間＿＿
「首をはねろーーーー！(オフ・ウィズ・ユアヘッド)」
とリドルは叫ぶ。
その声と共に、少女の首元がグンと重くなる。
「ぐえぇぇ！またこの首輪なんだゾ！」
「くっそ、外れない！」
グリムとデュースは首を抑える。
特にグリムは首が人よりも短いため少し苦しそうだ。
「トレイ、ケイト！こいつらを…つまみ出せ！」
リドルは怒りに任せて命じる。
「「……はい、寮長。」」
トレイとケイトは、今にも消えそうな声でそう言った。
「せ、先輩たち！？」
なんとも言えない雰囲気で近づいてくるトレイとケイト。
デュースは手を伸ばしてくる２人に驚いたような顔を向ける。
「ごめんねー。オレ達寮長には逆らえないからさ。」
「…悪いな。」
「あぁ〜そうかよ！やってやらぁ！」
そんな先輩２人に怒るエースは今にも飛び掛かりそうだ。
しかし、
「ちょっと待って！エース！」
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
