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＜ハーツラビュル寮＞
「んじゃ、パパッと寮長にタルトを渡して謝って…」
ハーツラビュル寮にたどり着くと、エースが生き生きとしながら計画を立てていく。
少女はその横顔を見てエースをどつく。
「昨日みたいに余計な事言って起こらせないでよ？」
「…わかってる。」
少女が釘を刺したその時、
「おーい！やっと来た！待ってたよー、オレくん！」
庭の方からケイトが走ってきた。
「たっだいまー。お待たせ、オレくん。」
そして、少女達の隣にいるケイトがそのケイトに向かって手を振る。
「「「！！！？」」」
エース、デュース、グリムはギョッとしてケイトを見る。
少女はもはや固まってしまったいた。
「ダ、ダイヤモンド先輩が２人！？」
「双子だったんすか！？」
デュースとエースは驚きを口にする。
少女はようやく２人のケイトを見比べていた。
「いやいや、男兄弟はオレだけ。コレはオレのユニーク魔法＜スプリット・カード＞。
魔法で自分の分身を作れるんだ。」
ケイトはイエーイ！と言わんばかりにピースする。
＿マホウ、コワイ。オウチニ、カエリタイヨ。
少女はそんなケイトを見て、初めて心から元の世界に帰りたいと思った。
心霊系は大の苦手である。
ドッペルゲンガーかと思ったようだ。
「昨日倒しても倒しても倒れなかったのは、こういうことだったのか…。」
デュースが1人やれやれと納得する。
実は昨日のケイトとの攻防戦、少女は走ることに集中させられていたので、全貌は全くわかっていなかったのだ。
「おかえり〜。」
「いらっしゃい、Aちゃん！」
「もーマジしんどい！遅いよぉエースちゃんたち。」
そうこうしていると、庭の奥から続々とケイトが出てくる。
「うわっ！もっと出てきた！」
エースがビックリして声を上げる。
そんな虫を見た時の様な反応をせんでも…
少女は他のケイトは取りあえずスルーして、最初に庭から出てきたケイトの方に歩いていく。
「ケイトくん、改めましておはよう。」
そう言って挨拶した。
その後振り返って、
「ユニーク魔法のケイトくんたちも、おはようございます。」
と言って微笑んだ。
エース、デュース、グリムは
＿はぁ？何してんだお前？
と言いたげな顔で少女を見るが、ケイトだけは
＿だからさ〜何でわかっちゃうのかな。
と肝が冷えていた。
「Aちゃん、よくわかったね。本物のケイトくんはオレでーす！」
と、少女が近寄った人物が声を上げてピースした。
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芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» しみわたりました！！ (2021年7月25日 1時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - 芋けんぴさん» 五臓六腑に？！？！ (2021年7月19日 20時) (レス) id: 4d2464a69b (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 無題さん» ご指摘ありがとうございます。ただちに訂正して参ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
無題 - 突然失礼します。20-1の決闘が血統になってます。 (2021年7月14日 6時) (レス) id: 6b1b4e2ad9 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - どんさん» そうですか…。すみません、謝らせてしまって。 昔に一度試してみたのですが、出来なくて…。別の方法を探してみます。(´;ω;｀)一応、イメージイラストはちゃんとあるんですよ…。 (2021年7月12日 18時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2021年1月6日 22時
