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思い出話 ページ8

小「大きくなったねぇ…」

神「小野くんなんか気持ち悪い」

小「かーみやさぁーん!?」

 「なにコントしてるんですか。仲良しですか」

 傍目で見ると、ただのいちゃついてるカップルにしか見えない。男女ならばの話だが。

福「小学生じゃ、この業界は辛いだろーな」

 おつかれ、頑張ったな…なんて頭をなでてくれる潤兄さん。子供扱いは、下に見られている気がして嫌いなのに、この人に撫でられのは大好き。そうは思うけど、なんだか恥ずかしくなって、話題を変える。

 「電子辞書触ったのも初めてでしたし」

安「確かに普通の小学生は触んねーな。衣擦れとかは平気だったの?」

 「それは平気でしたねぇ〜。なんかのラジオCDとかで声優さんが仰ってたの聞いてたので」

 車の中でラジオCD、ドラマCDが普通に流れてたからなぁ、うち。そりゃ娘もこうなりますって。

福「じゃあ、初めて声優を意識したのは?誰の声だった?」

 あまり考えたことのない質問だったから、むむむ…と悩む。この人たちにとって数年前でも、私にとっては人生の半分ぐらいになるのだから。

 「誰だろう…下野さん…?」

安「なぜ?」

 なぜとはなんだ。安元さんは難しい質問をしてくるなぁ…なんて思いながら答える。

 「バカとテストと召喚獣のドラマCDで、『何この馬鹿な声!』って思ったのがきっかけですね」

神「なんというか…純粋に尊敬してるんだろうけど」

小「下野くんが聞いたら泣きそうなセリフだね…」

 流石に本人には言いませんけど。

 でも、あんなにバカで思いやりのある子をできるのは世界中探し回ったとしても下野さんしかいないと思う。何年経っても声変わらないし、むしろ若返ってるような気さえするし。

福「あ、じゃあ俺らのこと知ったのは?」

 「ぇえ!?まだ聞くんですか!?」

 私の叫びをものともしない潤兄さんは、私が育てていたお肉をパクリと食べて頷いた。

 わ、私のお肉…。としょげていると、安元さんが隣からお肉をお皿に置いてくれたので、安元さんからいこう。潤兄さんは最後だ最後。

 「安元さんは事務所のオーディションですね、はじめましてのときって」

安「懐かしいね。俺もオーディション立ち会ったけど、すげぇちびっこだな!って思ってたよ」

神「へぇ、アニメとどっちが先?」

 「ぎり事務所のオーディションですね」

福「安元さんが手放しに褒めるって珍しいっすね」

 やめて、潤兄さん。そろそろ恥ずかしいんだから!!

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ともとも(プロフ) - とっても面白いので更新してください! (2019年6月10日 22時) (レス) id: ba79015f92 (このIDを非表示/違反報告)
涼風瑠璃(プロフ) - ありがとうございます!じゅんじゅんはツッコミもできると信じて書きました(笑) (2017年11月25日 23時) (レス) id: e9793b59f4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風瑠璃(プロフ) - 霧眞さん» わわ!いらっしゃいませ(笑)ありがとうございます!やはり安元さんのパパ感は拭えません…今夜はパパの奢りよっ!(笑) (2017年11月25日 23時) (レス) id: e9793b59f4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風瑠璃(プロフ) - 美優さん» ありがとうございます!リクエストなどありましたらお申し付け下さい。可能な範囲で頑張ります! (2017年11月25日 23時) (レス) id: e9793b59f4 (このIDを非表示/違反報告)
hina hihoho(プロフ) - じゅんじゅんがツッコミに回るってなんか新鮮でイイ(o>ω<o) (2017年11月25日 18時) (レス) id: 0035085ab5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風瑠璃 | 作成日時:2017年11月21日 19時

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