【2j3jen】【ハリーポッター】ようこそ、ホグワーツ魔法魔術学校へ (ページ4)

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１話ページ4

校内がざわざわと騒がしい、どうやら生徒が学校に戻り或いは新しくやってきたようだ。今日は一大イベントとして新入生の寮の組分けがあるようだけれど正直あまり気乗りはしない。しかし新しい教師として挨拶はしなければいけないからどちらにせよ大広間には行かなければならないのだ

『私は大広間に行きます。どうか大人しく待っていてくださいね』

トランクの中に小さく呟くと、可愛らしい目が６つと可愛らしい鳴き声が３つ。この子達を一緒に食事に連れていけないのはすごく残念だが、あとで少し持ち帰ってこよう。お肉ならばこの子達も喜んでくれるだろうから

『では、また後ほど』

トランクが閉まり切る寸前まで中でキャイキャイとはしゃぐ子たちに、思わず頬を緩めてしまう。ここに来てからずっとトランクの中に閉じ込めてしまっている状況に申し訳ないと思うと同時に、次のホリデーは森や湖に散歩に行こうと決心する。そんな事を考えていると、大広間の目の前。おそらくは新入生だろう、小さな子どもたちが集まっているのが目に見える

「おや、A先生。もうすぐ始まりますよ、さぁ早く中へ」

『はい、マクゴナガル先生。ありがとうございます』

ちらりと新入生たちの方を見ると、色々な子たちが目にとまる。まさかと思った、かの有名なハリー・ポッターがこの場にいるのだから。今後なにか関わりを持てたら良いな、淡い期待だろうがその気持ちを持ち大広間の中に入り席に座る。

「なぁ、あの先生誰」
「新しい人じゃないの」
「キレー、何の先生だろ？」

生徒たちの視線が痛い、それはそうだ。色々な視線に耐えながら待っていると、扉が開きマクゴナガル先生を先頭に新入生たちが入ってきた

「はい、ここでお待ちなさい。では、儀式を始める前にダンブルドア校長からお言葉があります」

先生がそう言うと、ダンブルドア校長が席から立ち上がり新入生の方に優しく語り始める

「まず初めに、注意事項を言っておこうかのぉ。１年生の諸君、暗黒の森は立入禁止じゃ。生徒は決して入ってはならんぞ」

それから、と校長は大広間の後ろの方を手で示す。そこには、綺麗な猫と一緒にいる一人の男性が立っている

「Mr.フィルチからも注意事項がある。右側の３階の廊下には近寄らぬこと、そこには恐ろしい苦しみと死が待っている。以上だ」

「名前を呼ばれた生徒は前に出てきなさい、この組み分け帽子を頭に乗せます。帽子が寮を決めてくれます」

期待に満ち溢れた顔をしながら自分の名前を呼ばれるのを待つ新入生たち、一体有名な彼はどこに行くんだろうと考えながら帽子の声に耳を傾けた