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愚かな私 フレッド・ウィーズリー ページ5
『フレ、ッド？』
目を瞑って倒れている彼に声をかけても
返事は返ってこない。
『ねぇ、嫌よ、目を覚ましてよ、、ねぇったら！！』
分かってる
もうその綺麗な目が私を映してくれないことくらい。
分かってるの
もう私の大好きな声で名前を呼んでくれることも
愛してるって伝えてくれることも
満面の笑みを向けてくれることも
もうない。
でも、悪戯好きの貴方の事だから
｢冗談だよ！ジョーダン！｣
なんて笑いながら言って
目を覚ましてくれるって思ってしまう
ねぇ、フレッド
私にとって貴方がいない世界なんて
何一つ意味が無いの
『フレッド、今行くわ。愛してる』
杖を自分に当てたら
握った手を握り返してくれたような気がした。
『っ、、アバダケダブラ』
あぁ、どうか愚かな私を許して
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作者名：紫狼 | 作成日時：2020年11月28日 1時
