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p.m.10:15 ページ7
友人に放った言葉は残酷な選択であった。
「お前は確か成績がいい優等生だったか。
では、もしお前が殺されそうになった時どうする。」
その言葉に、友人は俯き何も答えない。
「習ったが、その呪文は使ったことがないから
と言って黙って殺されるのか？
それがもしお前の家族や友人であってもか？」
その言葉に友人はマッドアイを睨みつけた。
「そう、それが実践だ。
わかったか？使えなくては意味がないんだよ。」
そう言って、マッドアイは友人の肩を持ち蜘蛛と向き合わせた。
教卓のガラス瓶に入れられた蜘蛛。
マッドアイはその瓶を開けて手に乗せた。
「さあ、まずは磔の呪文からだ。
杖をとれ。」
続く
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作者名：sion | 作成日時：2022年4月25日 16時
