dessert16 ページ16
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きりやんとの時間はあっという間に流れた
気まぐれに質問されるだけで、特に何かをされるようなことはなく、ただ時間だけが過ぎた
sm「お前さぁ、連絡くらいよこせよ」
kr「そんなこと言って執務終わったの今さっきじゃん、検討がついてたからここに来たんでしょ？」
気がついたときにはスマイルの姿があり、時計の針は18時過ぎを指していた
sm「今週は…「はいはいわかってるって！」」
スマイルの声を遮るようにきりやんは大きな声でそう言うと、早く出ていくようにスマイルと私を部屋の外へと促す
kr「朝飯は食べさせないといけないですよ〜スマイルサン？」
それに対してうるさいと小さく呟いたスマイルはきりやんの部屋の黄色い扉を力強く閉めた
sm「なんできりやんの部屋にいたんだ？」
『スマイル様が城の者に逆らうなと私に仰ったのですから、きりやん様について行っただけですが何か問題でも？』
sm「…まぁいい、早く帰るぞ」
私の手を引いて前を歩くスマイル
ん？
『私を気絶させないでいいのですか？』
きりやんはNakamuが私を城内で歩かせるなと言っていると発言していたけど、私の処遇を決める会議の後もスマイルは私の手を引いて彼の部屋まで連れて行った
なにか、理由でも…
私の言葉が聞こえていなかったのか、そもそも耳を傾ける気がないのか。ちらりと彼の顔を見上げてもただ無表情で歩き続けるだけだった
彼からすると“私は偽物”なのだから、このような扱いは必然といえば必然なのだろう
私の少しの期待は彼の冷淡な態度によってゆっくりゆっくりゆっくりと心を抉られるようにして崩れ落ちた
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針刺子(プロフ) - ビー玉さん» コメントありがとうございます!!作者も幸せな物語になったらいいなと思っています;) (6月4日 10時) (
レス) id: e62af5f565 (このIDを非表示/違反報告)
ビー玉(プロフ) - すごく好きです！登場人物みんながしあわせになれたらいいなと思います！ (6月3日 22時) (レス) @page11 id: 7a07f59bfb (このIDを非表示/違反報告)
針刺子(プロフ) - すみれいんさん» ありがとうございます(^^) (2023年4月4日 9時) (レス) id: e62af5f565 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 針刺子さん» 主ちゃん…でも、そんな可哀想なお話も嫌いじゃない…心痛いけど…この先に幸せがあると信じて進む姿も…あ…でも、もし偽物が本当に本物になったら…とプルプルしちゃいます。無理のないよう頑張ってくださいᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2023年4月3日 4時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
針刺子(プロフ) - すみれいんさん» コメントありがとうございます！主ちゃんが可哀想すぎて作者は筆を置こうか迷っています…心痛いですよね><;なんとなく、ほんとになんとなくですが幸せになる気がします、作者は幸せな物語が大好きなので;-) (2023年3月31日 9時) (レス) id: e62af5f565 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：針刺子 | 作成日時：2023年2月28日 13時
