出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ49)

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バレンタイン編⑨ ページ49

ここで追加設定を

・ユウがクソガキになります。ジェームズみたいな感じです。ヘラヘラ〜ってする時が殆どだと思って下さい

・バレンタイン編はスネイプ先生をメインに書こうかと思います

・えっちかったり口が悪かったりなんやかんや色々注意だったりします。何でも来いという方のみこれから先へお進み下さい

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初めこそ訳も分からず魔法界に連れてこられ、知りもしない男にあんな扱いを受け、この男の前だけでもと思い真面目にしようとした

そんな行動無意味に終わったが

聞けばなんだ、あいつが私を毛嫌いしている原因は父のせいだという

そんなことで私を？？

ふざけるな、と声を大にして言いたい

それを知ってからは言わずとも、だ

睨みつけてくれば私も睨み返し、訳の分からない問題を出されれば｢わかりませーーん｣と返す

｢こんなことも…(以下略)｣と言われれば

｢ま、だってまだ習ってないですし？？？｣と返す

｢習っていなくともわかる者もいるようだが｣と言われれば

｢へぇ、そんな凄い人もいらっしゃるならその方に聞いてみては？？｣と返す

思うようにいかずムッとするあいつの顔を見てざまぁみろ、とゲス顔をしてやった

いつもの様に返していればある日突然、私とあいつの立場が変わった

＊

ｽﾈ｢ほう、目上の者への態度も分からぬ様で｣

『け、い、ご、使ってるの分かりません？？』

ｽﾈ｢態度の話だ。授業後、残るように｣

『態度だってちゃんとしてるつもりなんですけ、ど……』
『ｯはぁ！？！？』

ｽﾈ｢黙れ、まだ授業は終わっておらん｣

『ぇ、は、残れって』

ｽﾈ｢ついに言葉まで分からなくなったか？？？黙れと言ったのだが｣

『いやだって、』

ﾊｰ｢ちょっとユウ。もうやめときなさいよ。寝るのが遅くなるわよ｣

『…………』ﾑｽｯ

くそ、なんで急に居残りなんか

その回はイライラが募りに募って授業どころではなかった

ｽﾈ｢ーーー。以上だ。次回は今回説明した調合をする。忘れぬように｣

言い終わるとすぐさま皆出ていった

私の方をちらちら見ながら出ていく人もいた

私はというとずっと黙って座っている

話す気にすらならない

最後の一人が出ていき、ぱたんと扉が閉まった音がした

少しの静寂の後、あいつが話し出した

ｽﾈ｢どういうつもりだ｣

『聞きたいのは私なんですが』

ｽﾈ｢残念だったな。生憎今聞いているのは我輩だ｣

教室に舌打ちが響いた