出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ31)

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またあんたかよページ31

ｽﾈ「ならば余計に私の方が良いのではないか？医務室に置いてある治療薬を作っているのは私だ」

「知りもしない事を……よく考えてから話して頂きたいものだな。Mr.ポッター？」

『………先生、怪我が痛むので早く行きませんか』

ｽﾈ「時間を取らせたのはそこの2人だ」

『大丈夫。だから早くハーマイオニーと寮に帰るんだ。いいか…………』

『ここで話しても聞かれちゃまずい、後で、な？』ｺｿｯ

2人に耳打ちをして、頷いたのを確認する

3人が帰っていくのを見届けて私は先生に振り返った

そして歩き出したあとをよろめきながらもついて行く

＊

ついたのは先生の自室だった

何度入っても緊張は無くならない

ｽﾈ「そこに座れ」

『はい』

指定された椅子に座り先生を待っていると薬品を持って帰ってきた

そばにある机に薬品を置くと私の方に振り返った

ずんずんと近付いて来て私が座っている椅子の背もたれに手を置いた

近すぎるその距離に普段なら混乱するだろうが今は威圧感があり冷や汗が流れた

ｽﾈ「………何を、唱えようとした」

『何の話ですか？』

なるべく明るく、怖がっているのを悟られないように聞き返した

この人は相手が萎縮していることが分かると余計に強くあたる、ネビルがそうだ

ｽﾈ「とぼけるでない……トロールに、何をしようとした」

『ｯ……お答えしたいですが、私も記憶があやふやで…』

ｽﾈ「ほう……？随分と都合のいい記憶をしているのだな」

『本当ですよ。急に右肩の傷が傷んだので……これが…』

ローブをずらして傷を見せる

人に体を見せるのは好きではないが仕方がない

これを見せれば少しは話に信憑性が出るはずだ

私の肩の傷を見るなり先生は顔をさらに顰め、私から離れた