出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ27)

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vsトロール。圧倒的不利ページ27

トロールの後を追って女子トイレにつくと、ドアが壊れて開いていた

そして中から悲鳴が響いてきた

ﾊｰ「きゃああぁ！！」

ﾛﾝ「ハーマイオニーだ！！中にいるんだよ！」

バタバタと中に入ると悲惨だった

トイレはボロボロに崩れ、瓦礫の山になっている

ﾊﾘ「ハーマイオニー、逃げろ！」

ﾊｰ「助けて、助けてぇ！！」

トロールがこん棒を振りかざす

このまま振り切ればハーマイオニーに必ず当たるだろう

いても立っても居られなくなった私は走り出し

ハーマイオニーを抱えて手洗い場の下に潜り込む

手洗い場を破壊したこん棒が少し肩をかすめた

ガシャン！！と大きな音を立てて破片が飛び散る

大きな破片から小さな破片まで降り掛かってくる

必死にハーマイオニーを抱きしめて、頭に当たらないよう身を縮めるが、意味が無い

背中や腕、足に当たり痛い

腕で瓦礫を弾いてトロールを見る

まだこちらを見ていて、何をするのか分からない

『ｯ……大丈夫か、ハーマイオニー…』

ﾊｰ「え、えぇ……でもユウが…」

『私は大丈夫だ。ロン！ハリー！！なんとか気をそらせないか…！』

ﾛﾝ「え、えぇと……おーい！ノロマ！！！」

ﾊﾘ「こっち向け！！ほら！！」

2人が近くに落ちている瓦礫をトロールに向かって投げる

それが運良くなのか、悪くなのか頭に当たり2人に振り返った

まずい…今度は2人が危ないぞ…

どうにかしろ、何かいい方法は無いのか……

頭で考えるも呪文も何も知らないため思い浮かばない

その時、右肩の傷が傷んだ

なんでこんな時に……！！

痛みで顔をしかめる私をみてハーマイオニーが叫ぶ

ﾊｰ「ユウが……！！助けて、お願いよ…！！」

ﾛﾝ「分かってるよ！！！でも…！」

ﾊﾘ「危ない！しゃがめ！！！」

ﾛﾝ「うわぁ！！！！」

わあわあ言っているのに体が動かない

それと同時に頭に映像が流れた