出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ19)

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物を浮かせるのは難しいページ19

ﾌﾘ「魔法使いの最も基本的な技術、それは浮遊の術。そう、すなわち物を浮かせて飛ばすことです。さぁ、羽は持ってきてるね？おぉぅ。では、練習した手首の動きを忘れないように。ん？さっ、ビューンと来てヒョイです。みんなで！ハイ」

「「「『ビューン、ヒョイッ』」」」

私はいまフリットウィック先生の呪文学の授業を受けている

羽を浮かすのが目標らしい

ﾌﾘ「よろしい。呪文を正確に。ウィンガーディアム・レヴィオーサ。やってご覧」

「「「『ウィンガーディアム・レヴィオーサ』」」」

それからはみんながそれぞれに羽を浮かせようと呪文を唱えている

うぃんがーでぃあむ･れゔぃおーさ

これまた聞いたこともない呪文

『ウィンガーディアム･レヴィオーサ』

…………

やはり何も起きない

魔力なんてない

魔法使いでもない

ただのまぐれで入っただけだ

ﾛﾝ「ウィンガーディアム・レヴィオサー！」

ﾊｰ「ちょぉっと待って、ストップ、ストップ！そんなに振り回したら危ないでしょ？それに、発音も違ってる。いい？レヴィオーサ。あなたのはレヴィオサー！」

みんなが苦闘し始めてる少し経つと、ロンとハーマイオニーが言い合う声が聞こえる

2人には申し訳ないが少しこれが面白かったりする

私は性格が悪いみたいだ

ﾛﾝ「そんなに言うなら自分でやってみろよ。ほら、どうぞ？」

ﾊｰ「ウィンガーディアム・レヴィオーサ！」

ロンに促されたハーマイオニーが唱えると羽がふわふわと浮いた

みんなそれをみて驚いている

当たり前だ、入学してまだ全然経っていないのに呪文が使えるなんて誰も思いやしない

ﾌﾘ「おぉ、よく出来ました！皆見たかね？Ms.グレンジャーがやりました。わぁ、素晴らしい」

『………ウィンガーディアム･レヴィオーサ』

ハーマイオニーの真似を真似をして言ってみるも動かず

何も起きなかった

やーめた、と思って頬杖をついてみんなを見ていると、ハリーと共に座っている男の子＿＿＿＿確かシェーマと言っていた気がする＿＿＿＿が呪文を唱えた