出来損ないの私だから。【ハリポタ】賢者の石2 (ページ13)

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父さんのことページ13

ﾊﾘ「でも、一度もやったことが無いんだよ？へたくそだったらどうしよう」

『………その通りだ。箒で飛べもしないのに』

ﾛﾝ「何言ってるんだよ！飛行訓練のときネビルを助けてたじゃないか！！あんなにしっかり飛んでさ！」

『……タイミングが良かっただけだ。本当は下手だ』

ﾊｰ「下手くそなんてありえないわ。親譲りだもの」

親譲り？何言ってるんだ

そう思ってハーマイオニーを見るとため息をつかれて、腕を引かれた

ずんずんと進んでいかれてなにかのショーケースの前で止まった

ハーマイオニーが指を指した方を見る

そこには金のトロフィーと盾が飾ってある

盾を見てみると名前が彫ってある

【ジェームズ･ポッター】と

『へぇ、君の父さんは上手かったみたいだな』

ﾊﾘ「僕だけじゃないよ……」

ハリーが見ているところを見るともう1人分の盾がある

そこにも名前は刻まれていた

【ジャック･ロウェリス】と

ロウェリス、私の名だ

と言うとこはこの人は私の父、になるわけで

ロウェリスさんの、夫になるわけだ

でもそれが信じられなかった

父さんの名前すら知らなかった事に自分でも驚く

誰も教えてくれなかったのだ

ﾊﾘ「うわぁ」

ﾛﾝ「君たちの父さんもシーカーだったんだね……」

ﾊﾘ「知らなかった…」

『……私も、今知った…』

父さんの名前も、父さんがシーカーだった事も、父さんも魔法使いであった事も

今、今この瞬間に知ったのだ

自分の無知さに呆れた

父さんがバカにされたら怒るのに、その父さんの名前を知らなかったんだ

ただ、日頃扱いが酷いバーンズさんに当たりたかっただけ何じゃないか？

父さんがそう言っているように感じる

いる訳もないのに

4人で寮へ向かう階段を登っている時にロンが不思議そうな顔をして私たちに聞いた

ﾛﾝ「変じゃないか？自分のことなのに。ハーマイオニーよりも知らないんだね、君たち」

ﾊﾘ「うん、そうなんだ…」

『………まぁ、…』

ﾛﾝ「うわぁ！」

両親に会ったことがないんだ、仕方ないだろ

そう言おうとした時階段が動いた

ﾊﾘ「どうしたの！？」

ﾊｰ「階段は動くのよ、忘れたの？」

ﾊﾘ「こっちに行こう。ほら、ユウも！！」

『え、ちょ、』

ﾛﾝ「階段の気が変わらないうちにね」

勝手に行って迷うよりここにいた方がいいんじゃないか

そういう前にハリーに手を引かれてどこかに入った