【ﾊﾘｰﾎﾟｯﾀｰ】生き残った女の子！？『賢者の石』part2 (ページ12)

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第59話ページ12

扉を開け階段を降りていると、二人同じタイミングで傷跡が痛みだした

「『っ..』」

傷跡を抑えながらまだ続く階段を降りると、
見覚えのある後ろ姿がすぐそこにあった

「貴方が？！」

クルッとその人物はこちらに顔を向け、
いつもとは違った顔つきをしていた

『まさか..！！スネイプのはずだろ！？』

「フフッ..彼はいかにも怪しげに見えるねぇ。

スネイプが居れば誰がこんな..
"ク..クィレルきょ..教授を怪しむかな？"」

いつも通りのうざったい喋り方だったので、
間違えなくコイツはクィレルだ

「でも..スネイプはクディッチの試合で
僕を殺そうとして..」

「ん～..ﾆｬｯ
スネイプではない。私が殺そうとした！

あの時、スネイプのマントが燃えた拍子に
目を離さなければ上手く行っていたのに！」

じゃあ、何故スネイプが呪文を..

「スネイプは反対呪文で邪魔していたのだ。」

『スネイプがハリーを助けようとした？！』

あのスネイプがか？！

「お前と小娘は目障りだったんだよ。
特にハロウィーン以降。」

「じゃあトロールを入れたのも？！」

「そう私だ。
だがスネイプは騙されなかったがな..

みんな地下室へ急いだのにアイツだけは3階へ
向かった。アイツは常に私を疑って..」

悔しそうに語るクィレルの話を聞いていると
傷跡がまた痛みだした

「１人っきりにはしなかった
..だがアイツは知らん。
私は"１人"ではない。結して..」

そう言うとクィレルは鏡の方に振り返った