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「ほ、ホグワーツってすごいね。」
「うん、…フレッドとジョージは入学してすぐ探検をしたから1週間で慣れたって言ってたけど…」
「探検！？僕たちがそんなのしたら寮に戻れなくなるよ。」
寮監であるマクゴナガル先生が受け持つ変身術の教室に足早に向かっていた。なぜ足早なのかというと、ハリーとロンは一度もまだ、余裕を持って授業に出れていないからだ。
これは他の生徒にも言えることだった。しかしそれ以上にハリーは『生き残った男の子』と、教室を移動するだけでも注目され疲れていた。行動を共にしているロンも。
「ハリー、君の親友のゴーストくんなら案内してくれるんじゃないか？」
「それは僕も考えたんだけど…君のお兄さん達みたいにホグワーツをあちこち移動しているみたいで。」
「うわぁ…僕、死にたくはないけどこんなに迷うくらいならいっそ、ゴーストになって壁をすり抜けて行きたいよ。」
ロンの愚痴に同調しながら歩いているとやっと着いた教室。そこにはやはりと言うべきか、既に多くの生徒が席に着いていた。
いそいそと空いている席を見つけて座り、強化書類を置いてから額の汗を拭うと腕の裾が少し下がった。
「あれ、ハリー。君ブレスレッドなんてつけたんだ。」
「え？…あぁ、これか。うん、Aが入学祝いにってくれたんだ。」
「へぇ…あ、赤色の…なんだろ、石？かな。でも宝石みたいに艶があるね。宝石は見たことないけど。」
「うん、ちょっと希少価値が高い石だってAは言ってた。赤色だったからグリフィンドールにぴったりかなって。」
「…Aって、なんだか生きてるみたいだな。普通、ゴーストは特急の中で見たみたいに魔法は使えないし、買い物にも行かないのに。」
「そうなの？ …あれ、ピーブズは？」
「ピーブズはポルターガイストさ。」
そんな話をしているとマクゴナガル先生がやってきて、初の変身術の授業が始まる。厳しそう、というイメージのマクゴナガル先生は授業を説教と変わらない話から初め、僕たちを緊張させた。
複雑なノートをとった後にマッチ棒を針に変える実習をしたが、形が少しでも変わったのはハーマイオニー･グレンジャーただ一人だけだった。
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猫也 - 例のアレな人(誤字にあらず)とフォイの扱いに吹きました。 見ていて楽しいです。 (2017年5月1日 17時) (
レス) id: 3468c2ec8f (このIDを非表示/違反報告)
猫也 - すごく面白いです。 文章も読みやすいですし、更新がたのしみです。 待ってるので、頑張ってください。 (2017年5月1日 17時) (レス) id: 3468c2ec8f (このIDを非表示/違反報告)
緑猫 - Rさん» コメントありがとうございます！設定とかもろもろ滅茶苦茶ですが何とか辻褄合わせて頑張ります！ (2017年3月31日 0時) (レス) id: 0f1b657cd0 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張ってください！応援してます (2017年3月30日 20時) (レス) id: 25d902fe11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑猫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=92287f70ddf83f82a39ea7c9d0c473c7...
作成日時：2017年3月23日 17時
