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五十七 操side ページ10

緋村におぶさってすやすや眠るAさんは、本当に幼く見えた。

まるで私よりも年下なんじゃないかって錯覚するくらい。

緋村がAさんラブなのもわかる気がした。

操「ねえ緋村、Aさん可愛いね」

剣心「ああ、とてもっ…!!??!??!?」

思いっきり素で答えたな。

操「緋村はAさん好き?」

折角だしもっと弄ってやろ。

剣心「操殿、やめるでござるよ。」

顔が真っ赤。林檎みたい。

操「ねえどうなの?」

剣心「っ…それは…!!」

『ん…、けんしん…?』

なっ…何て色っぽい起き方だっ…((

剣心「あっ、ああおはようA。すまん、起こしたか。」

にっこり笑って首を横に振るAさん。

白銀の髪が日に映えて綺麗だ。

和むなあ…なんて思ってたら急にAさんが神妙な顔つきになった。

『っ!剣心、下ろして。』

素直に下ろす緋村。

すると同時にAさんは駆け出した。

剣心「なっ、おい!」

緋村と私の比じゃないくらい早い。

操「緋村!どうすんの!?」

剣心「追いかけるしかないでござる!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私達がAさんに追いつくと。

操「っ…その人…」

なます切りにされた男の人と、Aさんがいた。

『まだ生きてる。でも…』

もうすぐ死んでしまう…

剣心「何か…言い残すことはないでござるか?ここで会えたのも何かの縁。出来る限りのことはするでござるよ。」

男「頼む…俺の村と弟を…志々雄達から救ってくれ…」

そう言い残してその男は息絶えた。

確かに腕の中に小さな男の子を一人抱いて。

五十八 主side→←五十六 剣心side



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設定タグ:るろうに剣心 , 緋村剣心   
作品ジャンル:アニメ
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時

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