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五十二 剣心side ページ5

四乃森蒼紫の行く末を操殿に話す訳にはいかぬ。

だが恐らく聞くまで追いかけてくるに違いない…

『蒼紫がどうかしたの?』

考え込んでいるとAが聞いてきた。

剣心「!蒼紫を知っているのか?」

Aから蒼紫の名前が出ると思わなかった。

『?ええ、顔見知りなの。』

ガラもなくムッとする。

この頃すぐに妬いてしまうのは。

彼女が悪いのか。それとも俺のせいか。

…俺が彼女を好き過ぎるのか。

『ねえ?どうしたの?黙ってちゃ分からないわよ。』

純粋無垢な瞳が俺を見つめる。

剣心「少し妬いただけだ。」

今更隠しても無駄だと思い、正直に言う。
そうしたらAは頬を染めて笑いながら言った。

『ふふっ…変なの。』

操殿の叫びが聞こえる。

操「何でそこでいちゃいちゃしてんのよー!!」

剣心「夜中ゆえ、静かにするでござるよ」

するとAが俺の袖を引き、小声で聞いてきた。

『…んで?どうしたのさ?』

剣心「実は…」

もう隠しても意味ないと思い、Aに全て言った。

自分は一度蒼紫と闘ったこと。

蒼紫を庇って御庭番衆の四人が死んでいったこと。






…それによって修羅に堕ちたこと。

『そっか…それで、蒼紫は?』

剣心「行方は知れない。」

『そう、ありがとう。』

話し終えた頃には操殿も疲れ切り、朝日が昇り始めていた。

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設定タグ:るろうに剣心 , 緋村剣心   
作品ジャンル:アニメ
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剣心 - ししおにキスされんのはゴメンだなww (2018年4月3日 18時) (レス) id: d86426f788 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫 - 本当だ!すみません、ありがとうございます! (2016年5月28日 22時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - オリフラ立ったままですよ〜!このお話好きなのでこれからも期待してます♪ (2016年5月28日 19時) (レス) id: 9e25d5fa86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月28日 8時

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