三十二 主side ページ34
私のせいだ…私が早く京都に行かなかったから…
私が行っていれば大久保さんは死ななかったのに…
剣心「大久保さん…」
剣心は小さくその人を呼んだ。
そしてガクンと膝を折り、地面に手を着いた。
剣心「俺がもっと早くに出立していれば…」
不殺の誓いが剣心の中に罪悪感とやるせなさになって重くのしかかる。
『剣心、川路さんの所に行こう。きっと混乱してるに決まってる。』
剣心「っ…ああ。」
今にもくずれ落ちそうな剣心は何だか女の人みたいに、か弱かった。
『剣心、これは運命だったんだ。誰にも変えられない、世の中の運命。…お前のせいじゃない。だから、気に病まないで。』
剣心「A…俺は…また守れなかった…約束も、人の命も。」
『…』
掛けてあげる言葉が見当たらなかった。
ラッキーキャラクター
緋村剣心
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柚姫 - ありがとうございます!凄く嬉しいです(*^^*) (2016年5月5日 16時) (レス) id: 3ebe891132 (このIDを非表示/違反報告)
蘭秀(日本史love)(プロフ) - すごく面白いです!これからも頑張ってください! (2016年5月5日 15時) (レス) id: 9586ad42cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚姫 | 作成日時:2016年5月3日 1時