Knightsアレルギー【あんスタ】

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『ちょ！！ほんとに待ってくださいいい！！！』



「みんな、うっちゅ〜☆」


私の制止なんて聞く耳を持たずに
ばん、っと勢いよくレッスン室の扉を開けた月永先輩。


あんずちゃんとKnightsの4人の顔が一斉にこっちを向く。
ひいいいい、、、


先程の月永先輩の提案を丁寧に断ったつもりだった私だが、どうやら彼には伝わらなかったらしくこうして強制連行させられた。

みんな、断る時はちゃんと断ろうね。『いえ、大丈夫です。』じゃ伝わらない人いるみたいだから。世界って広いね…。


ご丁寧に手まで繋がれて(掴まれてるだけ)いるけれど彼、私の事嫌いじゃないんですか？？はは、ちょっと嬉しいかも。
でもそろそろ接触時間長すぎて顔から火が出そうだから離してくれるとありがたいです、はい。



「ほら、お前らの大好きなA連れてきてやったぞ！！｣



…前言撤回。彼は恐らく私のことが死ぬほど嫌いなんだろう。だからこうして地獄へ連行してきた。

違う！？異論あるんならどうぞ！！！今なら受け付けてあげるからこの冷たい視線の嵐から私を連れ出して！！

…みてみんなの顔。アイドルの顔じゃない。朔間くんなんて目だけで人殺せそう。




「だ、大丈夫Aちゃん…？？？」

「あ、あんずちゃん…」



この部屋の中の唯一の良心あんずちゃんが私の名前を呼ぶ。助けて、と念を込めて私も彼女の名前を呼ぶがどうやら伝わらなかったらしく月永先輩と繋がれた私の手を見てにこにこし始めた。



…駄目だ。あれ絶対普通に接せられるようになったんだね！よかった！って顔だ。



違うんだよあんずちゃん！！




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