曇り 34 ページ35
「奏や、お茶が欲しいな」
「奏、肩を揉んでくれないか」
「奏」
ああああ!!!もう!うるさい!!!
奏、奏ってぇえええ!!!!
わたしは奏じゃないのに、このじじいっ!!
「お嬢が怒ってる」
「あいつがあそこまで怒るの初めて見た」
「はっはっは 中々面白いじゃないか!」
「楽しんでるな、鶴丸のやつ」
自室に戻りわたしがイライラしている中
するりと腕に何かが触れた
ぱっと見るとそこには
「ねえ、お姉さん。」
「えと、」
いつの間に中に…
「えへへ、俺は蛍丸。
お姉さんのこと主って認めてないから好きに呼ぶね」
「え、あ、うん」
可愛い顔してきつい言い方するんだね
「三日月には気をつけなよ
あいつはこの本丸の中で一番厄介な刀だよ」
「……………」
見ればわかる。あの人は敵に回すとかなり厄介
「俺は忠告したよ。じゃあね」
そう言って蛍丸くんは帰っていった
「厄介って言われてますよ、三日月宗近さん」
「はっはっは そのようだな」
襖から入ってくる三日月宗近
彼はどこまで余裕なのか
「お主もそうとう厄介だがな」
「あはは。じゃあお互い様だね」
いいよ、決めた。
あんたがその気なら私も本気でいく
余裕ぶってる三日月宗近の腕を掴み
嘲笑うかのように話す
「あんたが私を “ 奏 ” と呼ぶなら
私も呼ぼうかな。 “ 宗近 ” 」
「!」
三日月宗近は目を見開き私を睨む
全く怖くない睨みだね
「ははっ ねぇ、私たち仲良くできそうだね 宗近」
「俺は仲良くする気などないがな 奏」
本当に気にくわない天下五剣だこと
「乱?そんなところでなにしてんだ?」
「! ううん、何でもないよ。薬研」
「?」
「(あのお姉さん、中々いい性格してるなぁ
猫被ってたわけじゃないんだ)」
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繭(プロフ) - 続き待ってます。 (2018年10月29日 14時) (レス) id: 6b3736ca76 (このIDを非表示/違反報告)
ココアサイダー(プロフ) - ∞美紀姐∞@鶴丸国永、推してまいりますさん» すまねぇ親のせいで強フィルタリングで此処には滅多に来れないんだ。家でも一切ネット使えない(白目) (2017年2月26日 15時) (レス) id: abb1e24d8b (このIDを非表示/違反報告)
∞美紀姐∞@鶴丸国永、推してまいります(プロフ) - ヤバい、ヤバいよココちゃん。さといもさんと合作なんて羨ましすぎるよ←二人共、小説の書き方がとっても上手くて参考になります。そして良かったら私と合作してくだされ← (2017年2月26日 10時) (レス) id: 0e8bc2a864 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽 - もううまく言葉に出来ないけど、「あっ、好きだな」って思いました!更新頑張ってください (2017年2月25日 0時) (レス) id: 8a7c39201f (このIDを非表示/違反報告)
毬藻 - 凄く面白いです。主人公が大好きです!主人公を認めずウジウジする刀剣達(味方?以外)が許せない。前主が優しく良い人で他を認めたくないのも分かるけど…。主人公だって良い子!三日月の態度が…主人公が悲しむよ(T-T)皆、主人公を認めて愛されまくってほしいです。 (2017年2月24日 22時) (レス) id: ee9bc8a161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココアサイダー&さといも x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uranaikari1/
作成日時:2016年10月24日 0時